【2027年度】面接の配点が大きい埼玉県公立高校まとめ——30点の学校と360点の学校では準備の意味が違う
2027年度から埼玉県の公立高校入試では全受検生が面接を受けます。「面接は形式的なもの」と思われがちですが、配点は学校によって30点から360点まで12倍の開きがあります。志望校の面接が何点なのかを知らないまま準備を決めると、時間配分を大きく間違えます。県教委の確定資料から整理しました。
- 面接の配点が特に大きい学校(100点以上)
- 第2次選抜で面接の配点が上がる学校
- 個人面接と集団面接の学校別分布
- 配点の大きさに応じた準備の考え方
面接の配点は学校でここまで違う
まず全体像です。学力検査は500点前後、調査書は135〜500点程度。その中で面接がどれくらいの重みを持つかを見ると、学校の選抜方針が見えてきます。
| 配点 | 位置づけ | 該当校の例 |
|---|---|---|
| 200点以上 | 学力検査2教科分以上。人物評価が合否の柱 | 浦和東(360点)、鷲宮(240点)、市立川越・国際経済(200点) |
| 100〜180点 | 学力検査1〜2教科分 | 春日部東・人文(180点)、北本(180点)、久喜北陽(120点)、深谷(120点)、坂戸(100点)、桶川西(100点)、川口工業(100点)、三郷工業技術(100点)、市立浦和南・特色(100点) |
| 60〜90点 | — | 小川(90点)、滑川総合(90点)、松山・理数(60点)、上尾(60点)、越谷南(60点)ほか多数 |
| 30点 | 最も一般的 | 浦和、浦和第一女子、大宮、市立浦和、川越、川越女子、春日部、熊谷、越ケ谷、越谷北、所沢、所沢北、不動岡、和光国際、蕨、市立大宮北、川口市立 ほか |
出典:県教委確定版の概要一覧を当サイトが抽出 ◎。第1次選抜(特色選抜校は特色選抜)の配点です。全校網羅ではありません。→ 全校の選抜方式一覧
第2次選抜で面接の配点が上がる学校
見落としやすいのが、第1次と第2次で面接の配点が変わる学校です。
出典:県教委確定版 ◎。
個人面接か集団面接か
形式によって準備の質が変わります。当サイトが確認した学校選択問題実施校23校の分布は次の通りです。
| 形式 | 学校 |
|---|---|
| 個人面接 | 市立浦和、川越女子、春日部、熊谷西(普通科・理数科とも)、浦和西、市立浦和南 |
| 集団面接 | 浦和、浦和第一女子、大宮、川越、川越南、熊谷、熊谷女子、越ケ谷、越谷北、所沢、所沢北、不動岡、川口北、和光国際、蕨、市立大宮北、川口市立 |
個人面接の特徴
- 一人あたりの時間が長く、1つの回答を深く掘り下げられる
- 「なぜそう思ったのか」「そのとき何を考えたか」と重ねて聞かれる可能性
- 自己評価資料に書いた内容の裏付けが問われやすい
集団面接の特徴
- 他の受験生の回答を聞いた上で答える場面がある
- 回答は簡潔にまとめる必要がある
- 他人の意見を踏まえて話せるかという協働性が見られることも
配点別・準備の考え方
面接200点以上の学校(浦和東・鷲宮・市立川越国際経済など)
面接が調査書と同等かそれ以上の比重を持ちます。学力検査対策と同じ時間軸で面接準備を計画に入れるべき水準です。志望動機、中学校生活で力を入れたこと、高校でやりたいこと、将来の方向性——これらを、質問の切り口が変わっても答えられるレベルまで整理しておく必要があります。
面接100〜180点の学校
学力検査1〜2教科分。苦手教科を1つ底上げするのと同じ価値が面接準備にあります。ここは「対策すれば伸びる」領域なので、費用対効果が高い。
面接30点の学校
合否を左右する場面は限られますが、ゼロではありません。ボーダー付近では30点が効きます。また第2次で60点に上がる学校(浦和西・熊谷)もあります。最低限、以下は準備してください。
- 自己評価資料に書いた内容を、口頭で説明できる状態にする
- 志望校のアドミッションポリシーを読み、自分の言葉で説明できるようにする
- 独自項目がある学校は、その項目のテーマに沿った経験を1つ用意する
評価規準に沿って準備する——最も確実な方法
県教委の資料には、独自項目を設定している学校について面接の「評価の観点」と「評価規準」が明記されています。つまり採点基準が公開されているということ。
| 学校 | 評価の観点 | 準備すべきこと |
|---|---|---|
| 浦和 | 主導的な役割・挑戦する力 | 自分が主導した経験、失敗を恐れず挑んだ経験 |
| 浦和第一女子 | 高みを目指し努力する力 | 長く続けたこと、粘り強く努力した過程 |
| 川越女子 | 自ら考え・決断し・行動する力 | 自分で目標を立てて行動し、振り返った経験 |
| 浦和西 | 自主自立に基づいたやり抜く力 | 支援も活用しながらやり抜いた経験 |
| 熊谷 | 目標に向かい挑戦する力 | 学校内外での目標設定と挑戦 |
| 川口北 | 文武両道を自覚し実践する力 | 学習と活動の両立、他のAPも踏まえた考え |
| 不動岡 | 高い志を持ち挑戦する力 | 6キーワードから1つ選び、体験と結びつける |
| 市立浦和南 | 粘り強くやりきる力・能力を発揮する力 | 3年間の取り組みと過程、高校での活かし方 |
| 大宮(理数科) | 自然科学的・数学的な探究を深める力 | 理数分野での主体的な取り組み |
出典:県教委確定版の各校資料を当サイトが要約 ◎。詳細は自己評価資料の独自項目一覧をご覧ください。
よくある質問
面接は何点ですか?
学校によります。30点が最も多く、100点以上の学校もあります。
配点が最も大きい学校は?
当サイトが確認した範囲では浦和東の360点です。
第2次で配点が上がる学校は?
浦和西・熊谷が30点→60点になります。
個人面接と集団面接の違いは?
個人は深く掘り下げられ、集団は簡潔さと協働性が見られる傾向があります。
評価基準は公開されていますか?
独自項目を設定している学校は、評価の観点と評価規準が県教委資料に明記されています。
本ページは埼玉県教育委員会公表の「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」をもとに当サイトが整理した非公式のまとめです。抽出・要約の誤りがある可能性があり、また全校を網羅するものではありません。出願判断の際は必ず県教委の原本および各校の説明会でご確認ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社および埼玉県教育委員会とは関係のない学習支援サイトです。
