北辰テストとは?初めての保護者のための完全ガイド
お子さんが中3になると突然耳にする「北辰テスト」。埼玉県の高校受験では避けて通れない存在ですが、他県出身の保護者の方には馴染みがないことも多いはずです。この記事では、北辰テストの全体像を保護者目線で整理します。
- 北辰テストは埼玉県最大の会場模試で、県内の中3生の大多数が受験する
- 最大の特徴は、結果(偏差値)が私立高校の「確約」の材料になること
- 中3は年8回。特に夏以降の回は入試に直結する重要度になる
北辰テストとは
北辰テストは、北辰図書株式会社が実施する埼玉県の中学生向け会場模試です。国語・数学・社会・理科・英語の5教科・各100点満点で、受験すると偏差値と志望校の合格可能性判定が返ってきます。
単なる模試と違うのは、その受験率です。埼玉県の中3生の大多数が受けるため、返ってくる偏差値は「県内の同学年の中での立ち位置」をかなり正確に映します。この母集団の大きさが、次に説明する「確約」の土台になっています。
なぜみんな受けるのか——「確約」との関係
埼玉県の私立高校受験には「確約」と呼ばれる独特の慣行があります。秋以降に各私立高校が開く個別相談会で、北辰テストの成績票と通知表を持参し、学校が示す基準を満たしていると、入試前に事実上の合格の見通しが得られる——というものです。
つまり北辰テストの偏差値は、単なる実力測定ではなく私立の合格を左右する「持ち点」として機能します。これが、埼玉県で北辰テストが特別視される最大の理由です。
いつ・何回あるのか
中3は年8回(4月・6月・7月・9月・10月・11月・12月・1月)実施されます。中2は年2回、中1は年1回です。特に夏以降の回は、確約の相談材料として使われることが多く、受験生の緊張感も一段上がります。
受験料は1回4,950円(税込・5教科)。申込は回ごとに必要で、申込期間を過ぎると受験できません。年間日程と申込期間は別記事「2026年度 北辰テスト年間日程と申込方法まとめ」をご覧ください。
結果はどう返ってくるのか
試験の約10日後に成績がWEBで確認できるようになります。成績票には5教科の得点・偏差値、志望校の判定、設問ごとの正答率などが載っており、「どこができて、どこを落としたか」を振り返る材料になります。成績票の読み方は別記事で詳しく解説しています。
保護者にできるサポート
- 申込管理:申込期間は約10日間と短めです。カレンダーに入れておくと安心です
- 成績票の保管:個別相談会で原本の提示を求められることがあります。全回分をファイルしておきましょう
- 偏差値の受け止め方:1回の結果で一喜一憂せず、複数回の推移で見る姿勢がお子さんを支えます
よくある質問
北辰テストは必ず受けないといけない?
義務ではありません。ただし私立の確約を得る材料として広く使われているため、埼玉県で私立を併願する場合は実質的に受験が前提になるケースが多いです。
どの回を受ければいい?
確約の判断材料には夏以降の回が使われることが多いため、中3の後半の回は特に重要です。詳しくは各校の個別相談会でご確認ください。
公立高校の入試にも関係する?
公立入試の合否に北辰テストの結果が直接使われることはありません。ただし、公立入試に近い形式で実力を測れるため、公立志望者の実力確認にも広く使われています。
「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社とは関係のない非公式の学習支援サイトです。日程・受験料・制度の最新情報は必ず公式発表をご確認ください。
