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【2027年度】調査書の学年比率・学校別まとめ——中1の内申は今からでも取り返せるか

更新日:|出典:埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」を当サイトが整理

「中1のときサボってしまった内申は、もう取り返せないのか」——中3の秋に最も多い不安の一つです。答えは「志望校による」。2027年度入試では調査書の学年比率が学校ごとに定められており、比率によって中1の失点の重さが2倍以上変わります。県教委の確定資料から、学校別に整理しました。

学年比率とは

調査書には1年・2年・3年の9教科5段階評定が記載されます。これを合計する際、各学年に何倍の重みをつけるかが学年比率です。

比率意味9教科オール4の場合の素点
1:1:2中3が中1の2倍36×1+36×1+36×2=144
1:1:3中3が中1の3倍36+36+108=180
1:2:4中3が中1の4倍36+72+144=252
2:2:5中3が中1の2.5倍72+72+180=324

※上表は仕組みを理解するための計算例です。実際は各校が定める「基本点」に換算されます。

学年比率別・学校一覧

当サイトが県教委資料で確認した学校を、比率ごとに分類しました(学校選択問題実施校を中心に整理)。

1:1:2(最も一般的)

学校学力検査:調査書(第1次)調査書の比重
浦和600:180約22%
浦和第一女子500:135約20%
大宮(普通科)500:300約36%
大宮(理数科)700:420約37%
市立浦和500:300約36%
浦和西500:200約27%
川口北500:300約36%
川越500:214約29%
川越女子800:360約30%
熊谷女子(特色)650:135約17%
熊谷西(普通科)500:300約36%
越谷北500:300約36%
蕨500:300約36%
川口市立(普通科)500:300約36%
川口市立(理数科)700:430約37%
市立浦和南(共通)500:300約36%

1:1:3(中3が3倍)

学校学力検査:調査書(第1次)調査書の比重
川越南700:400約35%
越ケ谷500:300約36%
所沢北(普通科)500:300約36%
所沢北(理数科)700:400約35%
和光国際(普通科)500:300約36%
和光国際(国際科)600:360約36%
市立大宮北500:300約36%

1:2:3・1:2:4・2:2:3・2:2:5(その他)

学校比率学力検査:調査書(第1次)特徴
不動岡1:2:3500:270中2から効きはじめる
春日部1:2:4500:315中3が中1の4倍
所沢(第1次)2:2:3700:200中1・中2の比重が相対的に高い
熊谷2:2:5500:300中3が中1の2.5倍

出典:県教委確定版 ◎。当サイトが確認した学校の例で、全校網羅ではありません。第2次選抜では比率や配点が変わる学校があります(所沢は第2次が1:1:2)。

「中1の内申が低い」場合、どう考えるか

挽回の余地が大きい学校(中3重視)
熊谷(2:2:5)と春日部(1:2:4)は、中3の評定が中1の2.5倍・4倍で換算されます。中1で1つ落とした分は、中3で1つ上げれば2.5〜4倍で返ってくる計算。9月からの定期テストが、そのまま調査書点を押し上げます。

川越南・越ケ谷・所沢北・和光国際・市立大宮北の1:1:3も、中3の比重が高いグループです。
そもそも調査書の比重が軽い学校(当日型)
内申そのものの影響を小さくしたいなら、学力検査に対する調査書の割合が低い学校を選ぶという考え方があります。
・熊谷女子(特色選抜):650:135=約17%
・浦和第一女子:500:135=約20%
・浦和:600:180=約22%
・浦和西:500:200=約27%
これらは当日点で逆転しやすい配点です。逆に、調査書が36%前後を占める学校(大宮普通科・市立浦和・川口北・蕨など)では内申の影響が大きくなります。
逆に注意が必要な学校
所沢の第1次(2:2:3)は、中1・中2の比重が他校より相対的に高い比率です。ただし所沢は第1次の調査書が930点中200点(約22%)と軽く、そもそも当日型。一方で第2次は調査書500点(約49%)・比率1:1:2に切り替わります。同じ学校で内申の効き方が二段階になる、県内でも珍しい設計です。

「調査書の比重」と「学年比率」は別の話

混同しやすいので整理します。

指標意味影響
調査書の比重
(学検:調査書)
合否全体の中で内申が占める割合内申が有利/不利に働く大きさ
学年比率
(1:1:2など)
内申の中で各学年が占める割合中3の頑張りが効く度合い

たとえば熊谷は、調査書の比重が約36%(大きい)+学年比率2:2:5(中3が非常に効く)。つまり「内申は重いが、今から上げれば大きく効く」学校です。一方浦和第一女子は調査書約20%(小さい)+1:1:2。「内申はあまり効かないので、当日勝負」という性格になります。

今日からの行動に落とすと

  1. 志望校の学年比率と調査書の比重を確認する(学校別ページに掲載)
  2. 中3の比重が高い学校(1:2:4/2:2:5/1:1:3)が志望校なら、2学期の定期テストと提出物を最優先にする
  3. 調査書の比重が軽い学校(約20%前後)が志望校なら、北辰と過去問に時間を寄せる
  4. 両方が志望校リストに入っているなら、定期テスト期間だけ内申に全振りし、それ以外は入試対策という切り替えが現実的

→ 調査書の仕組み(基礎編)/定期テストと北辰の両立/内申×偏差値で志望校を考える/2027年度入試の変更点まとめ

よくある質問

学年比率とは?

1年・2年・3年の評定をどの比率で合計するかを学校ごとに定めたものです。

中1の内申は取り返せますか?

学校によります。熊谷(2:2:5)・春日部(1:2:4)など中3重視の学校では挽回の余地が大きくなります。

調査書の比重が最も軽い学校は?

当サイトが確認した範囲では熊谷女子の特色選抜(約17%)、次いで浦和第一女子(約20%)です。

第2次選抜でも比率は同じですか?

多くの学校は同じですが、所沢のように第1次と第2次で比率が変わる学校もあります。

本ページは埼玉県教育委員会公表の「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」をもとに当サイトが整理した非公式のまとめです。抽出・計算の誤りがある可能性があり、また全校を網羅するものではありません。出願判断の際は必ず県教委の原本および各校の説明会でご確認ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社および埼玉県教育委員会とは関係のない学習支援サイトです。