志望校の考え方——「内申×偏差値」の4象限で、自分に合う学校の探し方
「偏差値◯◯だから◯◯高校」——志望校選びがこれだけになると、内申が強い子も当日型の子も同じ土俵で語られてしまいます。埼玉の入試は、公立が「内申+当日点」、私立が「北辰偏差値または内申」で見るため、自分が内申型か偏差値型かで、有利な学校が変わる。まずそこから整理します。
自分のタイプを4象限で知る
| 北辰偏差値:高め | 北辰偏差値:伸びしろあり | |
|---|---|---|
| 内申:高め | A:選択肢が広い。挑戦校を狙える | B:内申型。内申重視の公立、内申基準の私立が有利 |
| 内申:伸びしろあり | C:当日型。学力検査重視の公立、偏差値基準の私立が有利 | D:残り期間で「どちらを伸ばすか」を決める |
自分の位置を決めるには、北辰の直近3回の偏差値の傾向(偏差値の読み方)と、現時点の評定の見込み(調査書の仕組み)を並べてみてください。
タイプ別の学校の探し方
B(内申型):公立は「学力検査:調査書」の比率で調査書の比重が相対的に高い学校を探す。私立は、個別相談で内申基準を提示している学校が候補になります。当日の一発勝負に不安があっても、日々の積み重ねが評価される入試設計の学校を選べる、ということです。
C(当日型):公立は学力検査の比重が高い学校(上位校に多い傾向。学校選択問題の実施校も含む——学校選択問題とは)。私立は北辰偏差値の基準で確約を取りに行く戦略が向いています。内申のビハインドは、学校選びで十分に補えます。
D:残り期間で、内申と偏差値のどちらが動かしやすいかを考えます。中3の2学期の評定はまだ動かせる(提出物・定期テスト)、北辰は秋以降の回で動かせる——両方に打ち手があるので、先生・塾と相談して集中先を決めてください。
偏差値以外の軸を最後に足す
タイプで学校群を絞ったら、最後は「3年間通う場所」としての軸——通学時間、校風、部活、進学実績、コース制度の柔軟さ(入学後のコース変更の可否)——で選びます。合格可能性で絞り、通いたいかで決める。この順番が逆になると、受かったのに気持ちが乗らない、という春を迎えかねません。学校見学の観点は説明会のチェックポイントにまとめています。
よくある質問
挑戦校と安全校の目安は?
一般的には、直近の偏差値の推移に対して「上に2〜3」を挑戦校、「同じ帯」を実力相応、「下に2〜3」を安全校と考える家庭が多いです。ただし公立は内申の影響があるため、偏差値だけでなく志望校の比率で見た総合的な位置で判断してください。
志望校はいつまでに決めればいい?
私立は秋の個別相談会で実質的に固まり、公立は2月の出願で最終決定です。ただし「候補群」は10月までに、「本命」は12月の三者面談までに固めておくと、冬の判断が楽になります。
選抜方法・比率・基準は学校ごと・年度ごとに異なります。必ず各校の募集要項および埼玉県教育委員会の公式発表をご確認ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは非公式の学習支援サイトです。
