埼玉の公立入試

埼玉の内申点の計算方法——学年比率と調査書の点、中3で評定が1上がると何点か【2027年度入試】

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埼玉県の公立高校入試には、東京都のような「内申点は◯点満点」という県共通の決まりがありません。中1〜中3の評定(9教科×5段階)に学校ごとの「学年比率」で重みをつけ、学校ごとの「調査書の点」に換算するのが埼玉の仕組みです。このページでは、その計算のしかたを手順で示し、当サイトに入試ガイドがある公立51校について「中3の評定が1上がると何点になるか」を一覧にしました。

要点
  • 計算式(1:1:3の学校):(中1の評定合計+中2の評定合計+中3の評定合計×3)÷225×調査書の点。共通選抜の調査書の点は学校ごとに200・300・400点のいずれか(県教委「令和9年度入試についてのQ&A」)
  • 評定は1学年あたり9教科×5=45点が満点
  • 学年比率(例:1:1:3)で中1・中2・中3の評定合計に重みをつける。1:1:3なら満点は45+45+135=225点
  • その割合を、学校が決めた調査書の点(例:300点)にかけたものが内申の点数の目安
  • 同じ「中3で評定1つ上げる」でも、下の早見表の51校だけで約1.5点〜5.3点まで差がある(調査書の配点が大きい学校ではさらに大きい)
  • 私立の確約で使う「内申」は、9教科や5教科の評定合計そのもの(公立のような換算はしない)

内申点の計算方法(3ステップ)

  1. 学年ごとの評定合計を出す:通知表の9教科の評定(1〜5)を足します。オール4なら36、オール5なら45です。中3の評定がどの時点のものになるかは、中学校で確認してください。
  2. 学年比率で重みをつける:志望校の学年比率をかけて足します。1:1:3の学校なら「中1合計×1+中2合計×1+中3合計×3」。
  3. 調査書の点に換算する:②を満点(1:1:3なら225)で割り、志望校の調査書の点(第1次・第2次で違うことがある)をかけます。

内申の点数の目安 =(中1合計×a+中2合計×b+中3合計×c)÷ 満点 × 学校の調査書の点

例:学年比率1:1:3・調査書300点の学校で、中1・中2がオール4(36)、中3で評定合計38の人は、(36+36+38×3)÷225×300=248点です。

学年比率ごとの満点と、中3の重み

学年比率
(中1:中2:中3)
評定の満点(基本点)中3の重み例
1:1:145×1+45×1+45×1=135点33%白岡(第2次)など
1:1:245×1+45×1+45×2=180点50%大宮東・川口・越谷西など
1:1:345×1+45×1+45×3=225点60%浦和北・朝霞・越ケ谷など
1:2:345×1+45×2+45×3=270点50%不動岡・川口東など
1:2:445×1+45×2+45×4=315点57%春日部
2:2:545×2+45×2+45×5=405点56%熊谷

埼玉の公立高校で多いのは1:1:2と1:1:3です。比率の右側が大きいほど中3の成績の比重が高く、中1・中2の成績が振るわなくても中3で取り返しやすくなります。学校別の比率は 調査書の学年比率・学校別まとめ で確認できます。

オール3・オール4だと何点?(1:1:3・調査書300点の例)

3年間の成績評定の換算(1:1:3)調査書の点(300点満点)
オール545×1+45×1+45×3=225300点/300点
オール4.5相当(評定合計40)40×1+40×1+40×3=200266.7点/300点
オール436×1+36×1+36×3=180240点/300点
オール3.5相当(評定合計31〜32)31.5×1+31.5×1+31.5×3=157.5210点/300点
オール327×1+27×1+27×3=135180点/300点

3年間ずっと同じ成績だった場合の目安です。実際は学年ごとに違うので、上の計算式に自分の評定を当てはめてください。

中3の評定が1上がると何点?——51校の早見表

「中3の評定が1つ上がると、調査書の点が何点増えるか」を、当サイトに入試ガイドがある公立51校について計算しました(効果の大きい順)。計算は「中3の重み×調査書の点÷満点」です。学校名から各校の配点の内訳に進めます。

学校学年比率調査書の点
(第1次/第2次)
中3の評定が1上がると
(第1次/第2次)
三郷1:1:3300点/400点4点/5.3点
上尾南1:1:3300点/400点4点/5.3点
上尾鷹の台1:1:3200点/400点2.7点/5.3点
宮代1:1:2/第2次1:1:3400点/400点4.4点/5.3点
寄居城北1:1:3200点/400点2.7点/5.3点
川口青陵1:1:2/第2次1:1:3300点/400点3.3点/5.3点
庄和1:1:3200点/400点2.7点/5.3点
志木1:1:3200点/400点2.7点/5.3点
所沢中央1:1:3300点/400点4点/5.3点
所沢商業1:1:3/第2次1:1:2400点/400点5.3点/4.4点
日高1:1:3400点/300点5.3点/4点
春日部工業1:1:3300点/400点4点/5.3点
朝霞1:1:3300点/400点4点/5.3点
栗橋北彩1:1:3300点/400点4点/5.3点
桶川1:1:3200点/400点2.7点/5.3点
狭山経済1:1:3300点/400点4点/5.3点
白岡1:1:3/第2次1:1:1400点/200点5.3点/1.5点
草加東1:1:3300点/400点4点/5.3点
草加西1:1:3300点/400点4点/5.3点
蓮田松韻1:1:3300点/400点4点/5.3点
鶴ケ島清風1:1:3300点/400点4点/5.3点
久喜1:1:2400点/200点4.4点/2.2点
児玉1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
八潮フロンティア1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
大宮東1:1:2200点/400点2.2点/4.4点
川口1:1:2200点/400点2.2点/4.4点
川越初雁1:1:2200点/400点2.2点/4.4点
川越総合1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
川越西1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
新座1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
浦和商業1:1:2400点/300点4.4点/3.3点
狭山清陵1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
羽生第一1:1:2400点/200点4.4点/2.2点
越谷東1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
越谷総合技術1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
越谷西1:1:2400点/200点4.4点/2.2点
鳩ケ谷1:1:2400点/300点4.4点/3.3点
鴻巣女子1:1:2300点/400点3.3点/4.4点
入間向陽1:1:3300点/200点4点/2.7点
朝霞西1:1:3300点/200点4点/2.7点
浦和北1:1:3300点/200点4点/2.7点
豊岡1:1:3300点/200点4点/2.7点
新座柳瀬1:1:2300点/200点3.3点/2.2点
春日部女子1:1:2300点/200点3.3点/2.2点
杉戸1:1:2300点/200点3.3点/2.2点
松山女子1:1:2200点/300点2.2点/3.3点
草加南1:1:2200点/300点2.2点/3.3点
上尾橘1:1:1400点/300点3点/2.2点
所沢西1:1:1200点/400点1.5点/3点
富士見1:1:3200点/200点2.7点/2.7点
坂戸1:1:2210点/170点2.3点/1.9点

配点・学年比率は埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」より。点数への換算は当サイトの計算です。

たとえば三郷の第2次選抜では、中3で評定を1つ上げると約5.3点。学力検査で1教科5点上げるのと同じ効果です。調査書の比重が大きい学校は 調査書の配点が大きい学校ランキング にもまとめています。

計算するときの注意

  • 点数になるのは評定だけ(令和9年度入試から):共通選抜の調査書の点は、9教科の評定から計算します。調査書に出欠の記録を書く欄はなく、欠席は選抜の資料になりません。委員会・生徒会や地域のクラブチームの実績、検定試験の結果も点数にはならず、取り組みの過程や意欲などを面接で評価します(埼玉県教育委員会「令和9年度入試についてのQ&A」、2026年10月21日確認)。
  • 第1次と第2次で配点が違う:多くの学校は第1次と第2次で調査書の点が違います(第2次で増える学校が多い)。両方を見てください。
  • 実技4教科も同じ重み:埼玉の公立は9教科を同じ重みで足します。音楽・美術・保健体育・技術家庭も主要5教科と同じ1点です。
  • 中3の評定の時点:調査書に載る中3の評定がいつの成績かは、中学校で確認してください。

私立の確約で使う「内申」は計算が違う

私立高校の個別相談会で使う内申は、9教科合計(45点満点)や5教科合計(25点満点)をそのまま基準と比べるのが一般的です(例:「9教科で36以上」)。公立のような学年比率の換算はしません。北辰テストの偏差値と内申のどちらを基準にするか、両方を見るかは学校によって違います。→ 確約とは?/私立高校の学校別ガイド

関連ガイド

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よくある質問

埼玉県の公立高校の内申点は何点満点?

県で決まった満点はありません。中1〜中3の評定(1学年45点満点)に学校ごとの学年比率で重みをつけ、学校ごとに決めた調査書の点(多くは200〜400点)に換算します。学年比率1:1:3の学校なら評定の満点は225点で、それを調査書の点に換算します。

内申点はどうやって計算しますか?

(中1の評定合計×a+中2の評定合計×b+中3の評定合計×c)÷満点×学校の調査書の点、が目安です。a:b:cは学校ごとの学年比率です。例えば1:1:3・調査書300点の学校で、中1・中2がオール4、中3で評定合計38なら約248点です。

オール4だと内申点は何点ですか?

学年比率1:1:3・調査書300点の学校なら、3年間オール4で240点(300点の8割)です。学年比率が違っても、3年間同じ成績なら割合は同じ8割です。

中1・中2の成績も公立入試に関係しますか?

関係します。埼玉の公立高校は中1〜中3の評定を使います。ただし多くの学校は1:1:2や1:1:3のように中3の重みが大きいので、中3で取り返しやすくなっています。

欠席や英検、生徒会の実績は内申点に入りますか?

令和9年度(2027年度)入試の共通選抜では、調査書の点は9教科の評定だけから計算します。調査書に出欠の記録を書く欄はなく、欠席は選抜の資料になりません。委員会・生徒会や地域のクラブチームの実績、検定試験の結果も点数にはならず、取り組みの過程や意欲などを面接で評価します(埼玉県教育委員会「令和9年度入試についてのQ&A」)。

私立高校の確約の内申も同じ計算ですか?

違います。私立の個別相談会では、9教科合計(45点満点)や5教科合計(25点満点)をそのまま基準と比べるのが一般的です。基準は学校ごとに違うので、個別相談会で確認してください。

配点・学年比率は埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」をもとに当サイトが整理し、点数への換算は当サイトが計算したものです。調査書の点数化の方法・欠席や活動実績の扱いは同「令和9年度入試についてのQ&A」(2026年10月21日確認)によります。出願前に必ず原本と学校説明会で確認してください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社・埼玉県教育委員会・各高等学校とは関係のない非公式の学習支援サイトです。