【2027年度】公立入試の面接で聞かれること——評価規準から逆算した想定質問と答え方
2027年度の公立入試では全員が面接を受けます。初年度なので過去問も体験談もありませんが、県教委が各校の「評価の観点」と「評価規準」を公開している——つまり採点基準が事前にわかるという、他県にはあまりない状況です。ここから想定質問を逆算しました。
- 面接で問われる内容の基本構造
- 評価規準から逆算した学校別の想定質問
- 個人面接と集団面接での答え方の違い
- 答えるときの型と、避けるべき答え方
面接の基本構造
面接は自己評価資料をもとに行われます。したがって、質問は大きく3層に分かれると考えられます。
| 層 | 内容 | 準備の要否 |
|---|---|---|
| 第1層:定番 | 志望動機、中学校生活で力を入れたこと、高校でやりたいこと | 必須 |
| 第2層:資料の掘り下げ | 自己評価資料に書いた内容についての追加質問 | 必須 |
| 第3層:観点に基づく質問 | 学校の評価の観点に沿った質問(独自項目がある学校) | 志望校次第 |
学校別・評価の観点から逆算した想定質問
以下は当サイトが評価規準から推測した想定質問であり、実際の出題ではありません。しかし「何を答えられる状態にしておくべきか」の指針になります。
県立浦和|観点:主導的な役割を果たす力・挑戦する力
Q. 中学校生活で、あなたが自分から動いて周囲を動かした経験を教えてください。
Q. 失敗を恐れず新しいことに挑戦した経験はありますか。そのとき何を考えましたか。
Q. 高校入学後、どのようにリーダーとして成長したいですか。
県立浦和第一女子|観点:高みを目指し努力する力
Q. その中で最も苦しかった時期は。どう乗り越えましたか。
Q. なぜ途中でやめなかったのですか。
Q. 高校でも同じように続けたいことはありますか。
県立川越女子|観点:自ら考え、自ら決断し、自ら行動する力
Q. 自分で目標を決めて行動した経験を具体的に教えてください。
Q. その行動を振り返って、何が自分の成長につながりましたか。
Q. 本校でどのような取り組みや経験をしたいですか。
※個人面接。掘り下げの質問が続くことを想定してください。
県立浦和西|観点:自主自立の精神に基づいたやり抜く力
Q. そのとき、誰かに相談したり助けを借りたりしましたか。
Q. やり抜いた結果、自分がどう成長したと思いますか。
県立熊谷|観点:目標に向かい挑戦する力
Q. その達成に向けて具体的に何に取り組みましたか。
Q. どのような「挑戦」がありましたか。
Q. 高校ではどんな目標を立てたいですか。
※独自項目が「学校内外」と明記。部活動以外の題材も歓迎されます。
県立川口北|観点:文武両道の精神を自覚し実践する力
Q. 「文武両道」をあなたはどう実践してきましたか。
Q. 「凡事徹底」についてどう考えますか。
Q. 多様性を認めて他人と協働した経験はありますか。
県立不動岡|観点:高い志を持ち、挑戦する力
Q. そのキーワードにあてはまるあなたの経験を教えてください。
Q. 本校で新たに挑戦したいことは何ですか。
※6つ=文理の枠を超える/出すぎた杭になれる/遠回りを恐れない/納得する力をもてる/泥臭くあれ/「諦め」悪くあれ
県立浦和東|観点:アドミッション・ポリシーへの共感・実践する力
Q. ①部活動を3年間やり抜く/②生徒会・行事でリーダーシップ——あなたはどちらを実現したいですか。
Q. これまでの成果(部活動・資格等)を教えてください。
Q. 入学後、それをどう実践し続けますか。
さいたま市立浦和南|観点:粘り強くやりきる力・能力を発揮する力
Q. どのように頑張ってきましたか(過程を具体的に)。
Q. それを高校生活でどう活かしたいですか。
Q. 「文武」の両面で、それぞれ取り組んだことはありますか。
県立与野|観点:主体的に取り組み、その経験を生かす力
Q. どのように取り組みましたか。その過程を教えてください。
Q. その経験を高校生活でどう生かしますか。
県立大宮・理数科|観点:自然科学的・数学的な探究を深める力
Q. それについて自分で調べたり試したりしたことはありますか。
Q. わからない問題に出会ったとき、どうしますか。
Q. 理数科で何を探究したいですか。
県立大宮南|観点:「文武共鳴」を実行する力
Q. 中学校で「論理的活動」にあたる取り組みは何でしたか。
Q. 「実践的活動」にあたる取り組みは何でしたか。
Q. 高校で両方をどう実行しますか。
独自項目がない学校の想定質問
市立浦和・川越・春日部・越ケ谷・蕨・草加など、独自項目・評価の観点が「設定なし」の学校では、県共通の自己評価資料をもとに面接が行われます。
Q. 中学校生活で最も力を入れたことは何ですか。
Q. 高校でどんなことに取り組みたいですか。
Q. 将来の希望や進路について考えていることはありますか。
Q. 自己PRをしてください。
答え方の型——PREP+具体
- 結論を先に——「私が力を入れたのは吹奏楽部の活動です」
- 理由・背景——「2年生でソロを任されたいと考えたからです」
- 具体例——「毎日10分の基礎練習を記録して見直しました」
- 結び——「この経験から、原因を特定することの大切さを学びました」
1回の回答は30〜60秒を目安に。長すぎると集団面接では他の受検生の時間を奪い、個人面接でも要点が伝わりません。
個人面接と集団面接の違い
| 個人面接 | 集団面接 | |
|---|---|---|
| 時間 | 一人あたり長い | 一人あたり短い |
| 質問 | 掘り下げが続く | 一問一答が中心 |
| 求められる力 | 一つの話を深く語る力 | 簡潔にまとめる力、他者への配慮 |
| 準備の重点 | 「なぜ?」に3回答えられるか | 30秒で言い切る練習 |
| 実施校(学校選択問題校) | 市立浦和・川越女子・春日部・熊谷西・浦和西・市立浦和南 | 浦和・浦和一女・大宮・川越・川越南・熊谷・熊谷女子・越ケ谷・越谷北・所沢・所沢北・不動岡・川口北・和光国際・蕨・市立大宮北・川口市立 |
避けるべき答え方
練習の進め方
- 12月:自己評価資料の内容を口頭で説明する練習(家族に聞いてもらう)
- 1月:中学校での面接練習に参加。想定質問への回答を固める
- 直前:「なぜ?」を3回重ねる練習(個人面接の学校は特に)
関連する横断ガイド
よくある質問
面接で何を聞かれますか?
自己評価資料の内容が中心です。学校の評価の観点から想定できます。
想定質問は当たりますか?
本記事の質問は評価規準からの推測であり、実際の出題ではありません。準備の指針としてお使いください。
個人面接と集団面接どちらが難しいですか?
難易度ではなく性質が違います。個人は深さ、集団は簡潔さが求められます。
いつから練習しますか?
書く材料の整理は9月、話す練習は12月以降で間に合います。
本ページは埼玉県教育委員会公表の「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」の評価の観点・評価規準をもとに、当サイトが推測・構成した非公式のガイドです。記事内の「想定質問」は当サイトの推測であり、実際に出題される質問ではありません。また評価規準は要約であり、正確な文言は各校のPDFでご確認ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社および埼玉県教育委員会とは関係のない学習支援サイトです。
