志望校選び

学校説明会・見学のチェックポイント——パンフレットに載っていないことの見方

更新日:

説明会で聞ける話の多くは、パンフレットやWebサイトにも書いてあります。わざわざ足を運ぶ価値は、書いていないことを自分の目で確かめるところにある。何を見て、何を聞き、どう記録すれば複数校を比較できるかを整理します。

見るもの:校風は「生徒」に出る

  • 案内役の在校生の様子(話し方、来場者への接し方。やらされ感か、自然か)
  • 廊下・教室・掲示物(整っているか、生徒の作品や活動の痕跡があるか)
  • すれ違う生徒の表情と、先生と生徒の距離感(挨拶の交わし方でわかることが多い)
  • 部活動の様子(文化祭・体験会で見られる場合。本人が入りたい部の雰囲気)
  • 通学経路の実感(最寄り駅からの道、朝の混雑をイメージできるか)

聞くもの:先生と在校生で質問を変える

先生に:「コース間の移動は可能か、どういう条件か」「補習・講習の体制」「大学進学のサポートの実態(指定校推薦の枠、進路指導の頻度)」「欠席・遅刻への対応や校則の運用」——パンフレットの言葉を、運用の実態に落とす質問が有効です。

在校生に:「入学前と後で、印象が変わったところは?」「1日のスケジュールで大変なことは?」「部活と勉強の両立は実際どう?」——生徒の答えは、学校の建前ではなく日常を教えてくれます。本人(受験生)が自分で聞くのが理想です。

説明会と個別相談会は別物

説明会は学校を知る場、個別相談会は確約の基準を確認する場です(確約の仕組み)。同日に両方行われることもありますが、目的が違うので準備も違います。説明会には「知りたいことリスト」を、個別相談会には「成績票と通知表」を——持ち物がそのまま目的を表しています。

記録の取り方:帰宅後30分が勝負

複数校を回ると、記憶は必ず混ざります。帰宅後30分以内に、「良かった点3つ・気になった点3つ・本人の第一印象を一言」の型でメモしてください。この型を全校で揃えると、後で横に並べて比較できます。写真は校舎より「掲示物」を撮っておくと、その学校の日常が思い出しやすくなります。

本人の第一印象を軽視しない:「なんとなく好き/合わない」という直感は、3年間通う本人の感覚として重要な情報です。理由が言語化できなくても、記録に残しておいてください。最終判断では、この直感が意外と正しいことがよくあります。

よくある質問

何校くらい見るべき?

公立・私立を合わせて4〜6校程度を実際に訪問する家庭が多いようです。秋は週末が説明会で埋まりがちなので、9月のうちに候補校の日程を一覧にして、優先順位をつけて回るのがおすすめです。

本人が行きたがりません

「説明会」という言葉が重いなら、文化祭や部活体験会から。楽しいイベントで学校に触れると、本人の中で候補が具体化し、説明会にも前向きになりやすくなります。

「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社とは関係のない非公式の学習支援サイトです。