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【2027年度】第2次選抜で面接の配点が跳ね上がる埼玉県公立高校——春日部東325点・久喜北陽300点・鷲宮300点

更新日:|出典:埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」の概要一覧を当サイトが整理

2027年度入試の面接について、多くの記事は「第1次選抜の配点」だけを紹介しています。しかし県教委の資料を第2次選抜まで読むと、まったく別の姿が見えます——第2次で面接の配点が2倍から5倍に跳ね上がる学校が多数あるのです。第1次のボーダー付近にいる受検生にとって、これは合否を直接左右する情報です。

この記事でわかること
  • 第2次選抜で面接の配点が大きく上がる学校の一覧
  • 第1次と第2次で面接が何倍になるか
  • なぜこの情報が「ボーダー付近の受検生」に重要なのか
  • 第2次を見据えた面接準備の考え方

そもそも第2次選抜とは

埼玉県の公立高校入試では、募集人員を第1次と第2次に分けて選抜します。割合は学校ごとに定められ、第1次60〜80%、第2次20〜40%が一般的。第1次で合格しなかった受検生が、第2次の基準で改めて選考されます。

受検生が「第2次を選ぶ」ことはできません。1回の入試の中で、学校が2つの基準で順に合格者を決める仕組みです。ただし自分がどちらの基準で有利かを知っておけば、対策の重心を決められます。

第2次で面接が大きく上がる学校(確認済み)

県教委の概要一覧から、第1次と第2次の面接配点を比較しました。

学校・学科第1次の面接第2次の面接倍率第2次の合計に占める割合
春日部東・人文科180点325点1.8倍1440点中 約23%
春日部東・普通科110点275点2.5倍1000点中 約28%
久喜北陽・総合学科120点300点2.5倍1165点中 約26%
三郷北・普通科60点300点5倍1070点中 約28%
鷲宮・普通科240点300点1.25倍980点中 約31%
市立川越・国際経済科200点300点1.5倍1200点中 25%
上尾・商業科60点240点4倍920点中 約26%
深谷・普通科120点200点1.7倍880点中 約23%
小川・普通科90点150点1.7倍1050点中 約14%
桶川西・普通科100点150点1.5倍1010点中 約15%
坂戸・普通科100点150点1.5倍1000点中 15%
坂戸・外国語科100点150点1.5倍1150点中 約13%
滑川総合・総合学科90点150点1.7倍1010点中 約15%
上尾・普通科60点120点2倍800点中 15%
川口工業100点120点1.2倍760点中 約16%
深谷第一・普通科30点120点4倍755点中 約16%
越谷南・普通科60点100点1.7倍770点中 13%
越谷南・外国語科60点100点1.7倍900点中 約11%
羽生実業50点100点2倍1100点中 約9%
鴻巣・普通科/商業科60点90点1.5倍830点中 約11%
熊谷・普通科30点60点2倍760点中 約8%
浦和西・普通科30点60点2倍760点中 約8%
本庄・普通科30点60点2倍715点中 約8%
吉川美南・総合学科30点60点2倍1100点中 約5%
大宮東・体育科30点60点2倍1810点中 約3%
川口東・普通科30点45点1.5倍890点中 約5%

出典:県教委確定版「特色選抜のみで選抜を実施する学科・コース等の概要一覧」を当サイトが抽出・算出 ◎。共通選抜のみ/特色+共通の学校は本表に含みません。割合は当サイトの概算です。出願判断の際は必ず各校のPDFでご確認ください。

特に注目すべき3校:
三郷北——60点から300点(5倍)。第2次では1070点中約28%が面接になります。
上尾・商業科——60点から240点(4倍)。第2次では面接が調査書180点を上回ります。
深谷第一——30点から120点(4倍)。第1次では標準的な配点だったものが、第2次で一気に上がります。

いずれも「第1次の配点だけを見ていると気づけない」変化です。

なぜこの情報が重要なのか

第1次のボーダー付近にいる受検生に直結する

第2次選抜は、第1次で合格しなかった受検生を対象にします。つまり第2次で選考されるのは、多くの場合「あと少しで届かなかった層」です。

その層に対して、学校は面接の配点を大きくしている。これは「学力検査と調査書では差がつきにくい受検生を、人物と意欲で選ぶ」という意思表示と読めます。

言い換えると:模試の判定が「合格圏」なら第1次で決まる可能性が高く、面接の重みはそれほど大きくありません。しかし判定が「ボーダー」「やや厳しい」なら、第2次で戦うことを想定すべき——そしてその舞台では、面接が合否を分けます。

「学力が足りないから諦める」のではなく、「第2次で拾われるために面接を仕上げる」という戦い方が、制度上きちんと用意されています。

準備すれば得点できる領域である

学力検査の点数を本番直前に大きく伸ばすのは困難です。一方、面接は準備と練習で確実に改善できる領域。しかも独自項目を設定している学校では、評価の観点と評価規準が県教委資料に公開されています(=採点基準が事前にわかる)。

春日部東(普通科・人文科とも独自項目あり)、久喜北陽、鷲宮、市立川越、上尾、深谷、深谷第一、滑川総合、坂戸、羽生実業、鴻巣、川口工業などは独自項目を設定しています。→ 自己評価資料の学校独自項目一覧

第2次を見据えた準備の手順

  1. 志望校の第2次の面接配点を確認する(県教委の学校別PDF、または本記事の表)
  2. 第2次の配点が大きい場合、面接対策を学力対策と同列の優先度に置く
  3. 独自項目がある学校なら、その項目のテーマに沿った経験を1つ選び、深く整理する
  4. 「目標→取り組み→壁→乗り越え方→学び→高校でどう活かすか」の流れで話せるようにする
  5. 個人面接の学校では、掘り下げの質問に耐えられるかを練習で確認する
模試の判定と組み合わせて考える:北辰の志望校判定がA〜Bなら第1次で決まる可能性が高く、C〜Dなら第2次を意識した準備が合理的です。ただし第1次で合格するのが最も確実であることは変わりません。学力対策を軸に置きつつ、面接の準備を「保険」ではなく「もう一つの得点源」として組み込んでください。→ 偏差値の読み方/面接・作文の対策

関連する横断ガイド

よくある質問

第2次で面接が上がる学校は?

春日部東・久喜北陽・三郷北・鷲宮・市立川越・上尾商業科などが該当します。

最も倍率が大きいのは?

当サイトが確認した範囲では三郷北の5倍(60点→300点)です。

第2次を狙って出願できますか?

できません。1回の入試の中で学校が順に選考します。

面接対策はいつから始めるべきですか?

独自項目に書く経験の整理は早いほど有利です。9月以降、定期テストや模試の合間に少しずつ言語化を進めてください。

本ページは埼玉県教育委員会公表の「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」の概要一覧をもとに、当サイトが抽出・算出した非公式のまとめです。本記事は「特色選抜のみで選抜を実施する学科・コース」を対象としており、全校を網羅するものではありません。転記・計算の誤りがある可能性があるため、出願判断の際は必ず県教委の学校別PDFおよび各校の説明会でご確認ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社および埼玉県教育委員会とは関係のない学習支援サイトです。