埼玉県公立高校入試の仕組み——学力検査・調査書・選抜の流れをやさしく解説
埼玉県の公立高校入試は、当日の学力検査と中学校の調査書(内申)を組み合わせて合否を決める仕組みです。「当日勝負」でも「内申だけ」でもない、この組み合わせ方を理解しておくと、日々の勉強と学校生活の両方の意味が見えてきます。
- 合否は「学力検査の得点」+「調査書の得点」の合計で決まる
- 両者の比率は高校ごとに異なる——志望校の比率を必ず確認
- 一部の上位校は数学・英語に「学校選択問題」を採用
学力検査:5教科・各100点
学力検査は国語・数学・社会・理科・英語の5教科、各100点の500点満点です。北辰テストが同じ5教科・各100点で実施されているのは、この本番の形式に合わせているためで、北辰の時間配分の経験がそのまま本番のリハーサルになります。
なお、2027年度入試(現在の中3が受験)からはマークシート方式の導入が予定されています。北辰テストは2026年度からマーク式に先行移行しており、詳しくはマークシート化まとめをご覧ください。
調査書(内申):学力検査と並ぶもう一つの得点
調査書は、中学校での成績(9教科の評定)や活動の記録を点数化したものです。重要なのは、学力検査と調査書の比重が高校ごとに違うこと。学力検査を重視する学校もあれば、調査書の比重が相対的に高い学校もあります。志望校の募集要項で「学力検査:調査書」の比率を確認すると、残り期間で何を優先すべきかが見えます。
また、評定は中1・中2の分も含めて見られます。「受験学年だけ頑張る」ものではない——これは下の学年のうちに知っておきたい事実です。
学校選択問題:上位校の数学・英語
埼玉県の公立入試では、一部の高校が数学と英語について、共通問題よりも難度の高い「学校選択問題」を採用しています。志望校が学校選択問題の実施校かどうかで、数学・英語の対策の質が変わるため、志望校決定の際は必ず確認してください。
入試までの大まかな流れ
秋〜冬に進路希望調査と三者面談で志望校を固め、2月に出願、2月下旬に学力検査、3月初旬に合格発表——というのが例年の大きな流れです(日程は年度ごとに公表されます)。私立の併願と組み合わせた全体戦略は併願の基本戦略で解説しています。
よくある質問
内申が低めです。挽回できますか?
学力検査の比重が高い学校を選ぶという戦略があります。比率は学校ごとに公表されているので、「当日型」の配点の学校を調べてみてください。
倍率はいつわかりますか?
出願期間中に志願状況が公表され、志願先変更の期間も設けられるのが例年の運用です。詳細は県教育委員会の発表をご確認ください。
本記事は制度の一般的な解説です。選抜方法・日程・配点の正確な情報は、埼玉県教育委員会および各高校の公式発表を必ずご確認ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは非公式の学習支援サイトです。
