国語の対策

北辰テスト 国語 作文はなくなった?2026年度の4大問と対策

更新日:|出典:当サイトの出題構成分析(2023〜2026年度)

2026年度の北辰テスト国語では、第2回・第3回・第4回の3回続けて課題作文が出ていません。大問は5問から4問になり、作文の12点は大問1〜3と古典に配り直されています。

要点3つ
  • 2025年度までは大問5が課題作文(12点)。2026年度は第2回〜第4回とも大問4問で、作文の枠が無い
  • 配点は大問1・2・3が各28点、大問4の古典が16点。古典は12点から16点に上がった
  • 作文が消えても「字数と指定語つきの記述」は残っている。書く練習は記述問題の形でやる

北辰テストの国語から作文はなくなったのか

当サイトで大問構成を記録している範囲では、2023年度から2025年度までの24回はすべて大問5問で、最後の大問5が課題作文でした。テーマだけが示される回、二つの意見から選ぶ回、グラフや話し合いを踏まえる回などがあり、どれも二段落構成・11〜13行で自分の考えを書く形式で、配点は12点です。

2026年度は、確認できた第2回(6月21日)・第3回(7月19日)・第4回(9月6日)の3回とも大問が4問で、作文の枠がありませんでした。第4回は問題冊子の最後に問題の終わりが明記されていて大問5の枠がなく、配点も28+28+28+16=100点で過不足なく合っています。

ただし、第1回(4月26日)の国語は当サイトでは構成を確認できていません。また、北辰図書が「今後ずっと作文を出さない」と発表しているかどうかも、当サイトでは確認していません。今年度の傾向としては「作文なし・4大問」が続いている、というのが正確な言い方です。制度として確かめたい場合は公式サイトで確認してください。

なお、同じ2026年度から北辰テストは選択問題がマークシート方式に変わっています。作文がなくなったこととの関係は公式に説明されたものを当サイトでは確認していませんが、形式の変化は北辰テストのマークシート化まとめで整理しています。

2025年度と2026年度で何が変わったか

大問2023〜2025年度2026年度(第2〜4回)
大問1 文学的文章(小説)25〜26点28点
大問2 漢字・文法・語句・話し合いなど24〜26点28点
大問3 説明的文章25〜26点28点
大問4 古典12点16点
大問5 課題作文12点なし

作文の12点は、大問1〜3(小説・漢字語句と話し合い・説明的文章)と古典に割り振られた形です。とくに古典は12点から16点へ、およそ1.3倍の重みになりました。古典は2026年度の3回ともすべて古文で、2023年度以降を見ても漢文が大問として出たのは1回だけです。

もうひとつの変化は時間の使い方です。以前は作文の時間を残しておく必要がありましたが、今は4つの大問に時間をかけられます。見直しの時間を最初から確保しておくのが、作文が無くなった今の解き方です。

作文がなくても「書く力」は点になる

作文が消えても、自分で文を書く問題は残っています。第4回の国語では、小説の心情を「20字以上30字以内」で書く問題(6点)、説明的文章の要旨を指定された語を使って「35字以内」でまとめる問題(6点)、古文の内容を「10字以内」で書く問題(4点)が出ました。抜き出しなども含めると、記述系は5問・23点あります。

このような問題は、1問の配点が4〜6点と大きめです。作文の練習で身につけていた「条件を守って書く」「根拠をもとに書く」力は、そのまま記述問題で使えます。作文用の練習時間は、字数・指定語つきの記述練習に置き換えるのが効率的です。

第5回(10月11日)までの国語のコツ

第5回は10月11日(日)です。国語は構成が安定しているので、「何が出るか」より「決まった形をどれだけ速く正確に解くか」で点が動きます。

1つ目は記述の型を固めることです。指定語がある問題は、指定語を含む本文の文を先に探し、その前後を材料にして字数内でまとめます。書いたら「指定語を使ったか」「字数の範囲に入っているか」「文末が問いに合っているか」の3点を確認する習慣をつけてください。

2つ目は古文を後回しにしないことです。16点ある以上、歴史的仮名遣いの書き直しや、短い現代語訳の記述を落とすと差がつきます。教科書の古文を1日1本音読し、仮名遣いの直しを毎回やるだけでも違います。

3つ目は大問2の会話の読み取りです。2026年度の大問2は話し合いやインタビューなどの会話が素材で、第3回・第4回は会話の中で正しい敬語を選ぶ・言い換える問題も出ました。発言ごとに「何を求めているか」「誰に向けた言葉か」を押さえ、尊敬語と謙譲語の向きを確認する練習をしておきましょう。案内文などの資料がついている場合は、資料と発言を照らし合わせて読みます。読解全体の進め方は北辰テスト国語の勉強法にまとめています。第5回に向けた予想問題は次回の予想問題で公開しています。

作文の練習は、いつ・何のためにやるか

北辰テストで作文が出なくなっても、作文の力が不要になったわけではありません。北辰テストで作文が無くなったことは、埼玉県公立高校入試の国語で作文が出ないことを意味しません。2027年度の学力検査の出題形式は当サイトでは確認できていないので、埼玉県教育委員会の発表で確認してください。あわせて、学校によっては別に作文や面接を課すところがあり、形式や字数は学校によって異なります。志望校の募集要項も早めに確認しておきましょう。

本番の国語や志望校で作文があるなら、北辰テスト対策とは別に時間を取って練習します。聞かれやすいテーマや書き方の型は面接・作文のある高校入試の対策で整理しています。公立入試の国語と志望校の選抜の両方で作文が無いと確認できたなら、今は記述問題の練習を優先して構いません。

よくある質問

北辰テストの国語で作文はもう出ないのですか?

2026年度の第2回・第3回・第4回では出ていません。3回とも大問4問で、作文の枠がありませんでした。今後の方針が公式に発表されているかは当サイトでは確認していないので、公式サイトで確認してください。

作文がなくなって、国語の配点はどう変わりましたか?

2026年度は大問1(小説)・大問2(漢字・文法・語句・話し合いなど)・大問3(説明的文章)が各28点、大問4(古典)が16点の合計100点です。2025年度までは古典12点・作文12点でした。

作文の練習はもうしなくていいですか?

北辰テストのためだけなら、作文より字数・指定語つきの記述を練習するほうが点につながります。ただ、北辰テストで作文が無いことは公立入試の国語で作文が出ないことを意味しません。公立入試の国語の形式は埼玉県教育委員会の発表で、学校独自の作文があるかは志望校の募集要項で確認し、必要なら別に練習してください。

過去問の作文はやったほうがいいですか?

2025年度以前の過去問には課題作文が入っています。時間に余裕がなければ作文は飛ばし、残りの大問を解いて時間配分を確認する使い方で十分です。条件に沿って二段落で書く練習は、作文がある高校を受ける人には役に立ちます。

「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社および各高校とは関係のない非公式の学習支援サイトです。