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【2027年度】第1次と第2次で配点が変わる埼玉県公立高校——所沢・川越・浦和第一女子の「二段構え選抜」

更新日:|出典:埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」を当サイトが整理

埼玉県の公立高校入試は、募集人員を第1次選抜と第2次選抜に分けて行います。多くの学校では両者の配点はほぼ同じですが、一部の学校は第1次と第2次で配点の性格を大きく変えています。これは「異なるタイプの受検生を2回に分けて採る」という設計であり、自分がどちらで勝負するかを意識できるかどうかで、対策の優先順位が変わります。

この記事でわかること
  • 第1次と第2次で傾斜配点が変わる学校(所沢・川越・浦和第一女子)
  • 第2次で調査書の比重が跳ね上がる学校
  • 第2次で面接の配点が上がる学校(浦和西・熊谷)
  • 「第1次でだめでも第2次がある」をどう使うか

第1次・第2次のしくみ

各校は募集人員を「第1次◯%・第2次◯%」に分けます。第1次で合格しなかった受検生が、第2次の基準で改めて選考されます。割合は学校ごとに異なり、第1次60%・第2次40%が多いパターンですが、80:20の学校もあります。

重要な前提:受検生が何かを選ぶわけではありません。1回の入試の中で、学校が2つの基準で順に合格者を決める仕組みです。したがって「第2次を狙う」という出願はできませんが、自分がどちらの基準で有利かを知っておくことで、対策の重心を決められます。

【最も特徴的】県立所沢——第1次と第2次が正反対

項目第1次選抜(70%)第2次選抜(30%)
学力検査700点(数学・英語 各200点に傾斜)500点(傾斜なし)
調査書200点500点
学年比率2:2:31:1:2
面接30点30点
合計930点1030点
性格当日型・数英型(学検が約75%)内申型(調査書が約49%)

出典:県教委確定版(所沢高校)◎/→ 所沢高校のガイド

読み方:第1次は募集の7割を「当日の数学・英語で稼ぐ受検生」から採ります。第2次の3割は「内申が高い受検生」が拾われる設計。学年比率まで変わる(2:2:3→1:1:2)のは県内でも所沢だけで、第2次では中3の比重がやや上がります。

数英に自信があるなら第1次で勝負でき、内申が高ければ第2次で拾われる可能性がある——どちらのタイプにも道が残されている学校です。

県立川越——第2次で国数英傾斜+調査書433点

項目第1次選抜(70%)第2次選抜(30%)
学力検査500点(傾斜なし)650点(国語・数学・英語 各150点に傾斜)
調査書214点433点
面接30点30点
合計744点1113点
調査書の比重約29%約39%

出典:県教委確定版(川越高校)◎/→ 川越高校のガイド

読み方:第2次では国数英の3教科が傾斜されると同時に、調査書の比重も上がる——学力と内申の両方を評価する二重の基準です。第1次で届かなかった受検生のうち、3教科が強く、かつ内申も高い層が第2次で合格しやすい構造になります。内申型の受検生にとって、川越は他の上位校より道が残されている学校と言えます。

県立浦和第一女子——第2次のみ数英傾斜

項目第1次選抜(80%)第2次選抜(20%)
学力検査500点(傾斜なし)700点(数学・英語 各200点に傾斜)
調査書135点135点
面接30点30点
合計665点865点

出典:県教委確定版(浦和第一女子)◎/→ 浦和第一女子のガイド

読み方:第1次(募集の8割)は5教科均等・調査書135点(約20%)で、5教科をバランスよく取り切る受検生を採ります。第2次(2割)では数英が2倍になるため、理社や国語で失点したが数英が突出している受検生が拾われる可能性があります。

調査書は両方とも135点と軽く、この学校は一貫して当日重視。第1次で5教科、第2次で数英——どちらにせよ学力検査の得点力が中心です。

第2次で面接の配点が上がる学校

学校第1次第2次第2次の合計
浦和西面接30点面接60点500+200+60=760点
熊谷面接30点面接60点500+200+60=760点

出典:県教委確定版 ◎/→ 面接の配点まとめ

読み方:第1次で決まらなかった層を選ぶ段階で面接が倍になります。「学力検査で少し届かないかもしれない」と感じている受検生ほど、面接の準備が実際の合否を左右するということ。この2校を志望するなら、面接対策の優先順位を上げる合理的な理由があります。

第2次で調査書の点数が下がる学校(多数派)

上記とは逆に、第2次では調査書の配点が下がる学校が多数派です。これは「第2次では学力検査の比重を高める」という考え方によるものです。

学校第1次の調査書第2次の調査書
浦和180点135点
大宮(普通科)300点200点
大宮(理数科)420点280点
市立浦和300点200点
川越女子360点180点
川越南400点300点
熊谷西(理数科)400点250点
所沢北(理数科)400点270点
川口市立(理数科)430点270点
和光国際(国際科)360点240点

出典:県教委確定版 ◎。当サイトが確認した範囲です。

川越女子は半減します(360点→180点)。第1次で内申を含めて評価し、第2次はほぼ学力検査の勝負という設計。学検800点(国数英各200点)に対し調査書180点なので、第2次の調査書比重は約18%まで下がります。

自分はどちらで勝負するか——判断の手順

  1. 志望校の第1次と第2次の配点を並べて比較する(学校別ページに掲載)
  2. 自分の北辰の教科別偏差値と内申を照らす
  3. 第1次の基準で有利なら、その配点に合わせて対策の重心を置く
  4. 第1次では届きそうにないが第2次の基準なら有利な場合、第2次で評価される要素(内申・特定教科・面接)を強化する
ただし前提として:第1次で合格するのが最も確実です。第2次は「第1次で決まらなかった場合の道」であり、狙って入るものではありません。第1次の基準で最大限の準備をした上で、第2次でも拾われる要素を落とさない——これが現実的な考え方です。特に所沢のように第1次と第2次の性格が正反対の学校では、「数英を伸ばしつつ、2学期の内申も落とさない」という両立が求められます。

→ 公立高校の選抜方式一覧/傾斜配点まとめ/調査書の学年比率まとめ/2027年度入試の変更点まとめ

よくある質問

第1次と第2次とは?

募集人員を2段階に分けて選抜する仕組みです。受検生が選ぶものではありません。

配点が変わる学校は?

所沢・川越・浦和第一女子が傾斜配点や調査書の比重を大きく変えています。

第2次で面接が上がる学校は?

浦和西・熊谷が30点→60点になります。

第2次を狙って出願できますか?

できません。1回の入試の中で学校が順に選考する仕組みです。

本ページは埼玉県教育委員会公表の「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」をもとに当サイトが整理した非公式のまとめです。抽出・要約の誤りがある可能性があり、また全校を網羅するものではありません。出願判断の際は必ず県教委の原本および各校の説明会でご確認ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社および埼玉県教育委員会とは関係のない学習支援サイトです。