よくある質問90・直前期編

入試直前期と当日の過ごし方 よくある質問90——1月からの勉強・持ち物・体調管理

更新日:|当サイトが一般的な受験指導の考え方をもとに整理したものです

直前期に必要なのは、新しい知識を詰め込むことではありません。これまでやったことを確実に出せる状態にすることです。1月からの勉強、生活リズム、持ち物、当日の立ち回り、そして試験と試験の間の切り替え方まで、90問に整理しました。

直前期の3原則
  • 新しいことを始めない——やってきたことの確認に集中
  • 暗記系を仕上げる——理社の用語・英単語・漢字は直前でも伸びる
  • 生活リズムを入試当日に合わせる——2週間かけて朝型へ

1. 直前期の勉強

直前期は何を勉強すればよいですか?

新しいことは始めず、これまでやった内容の確認にとどめてください。特に暗記系は直前でも得点につながります。

新しい問題集を買うべきですか?

おすすめしません。やりかけの教材を仕上げるほうが確実です。新しい教材は「できない問題」に出会って自信を失うリスクがあります。

何が一番伸びますか?

理科・社会の用語、英単語、漢字など覚えればすぐ得点になる領域です。数学の応用問題より費用対効果が高い時期です。

過去問はまだやるべきですか?

はい。ただし新しい年度を解くより、間違えた問題の解き直しを優先してください。

苦手教科をどうにかしたいです

この時期に苦手を大きく変えるのは難しいのが現実です。基礎問題を確実に取ることに絞ってください。難問は捨てて構いません。

得意教科は放置してよいですか?

よくありません。感覚が鈍ることがあります。毎日少しでも触れてください。

1日何時間勉強すればよいですか?

長時間より集中できる時間帯に質を上げるほうが重要です。睡眠を削るのは逆効果です。

直前でも偏差値は上がりますか?

暗記系の仕上げで得点は動きます。ただし模試の偏差値より本番の得点を意識する時期です。

マークシートの練習は必要ですか?

2027年度の公立入試ではマークシート方式が導入されます。マークのずれを防ぐ練習は直前にやっておく価値があります。

→ 2027年度の変更点まとめ

学校選択問題の対策は?

志望校が実施校なら、難度に慣れておくことが直前でも意味を持ちます。ただし基礎問題を落とさないことが優先です。

自己評価資料の準備は?

提出済みなら、書いた内容を覚えているか確認してください。面接で問われます。コピーを取っておくことをおすすめします。

→ 面接の想定質問と答え方

2. 生活リズム・体調

朝型に変えるべきですか?

はい。入試は午前中に行われます。ただし急に変えると体調を崩すため、2週間程度かけて調整してください。

何時に起きればよいですか?

試験開始の3時間前が目安です。脳が働き始めるまで時間がかかるためです。

睡眠時間はどれくらい必要ですか?

個人差がありますが、普段より短くしないことが大切です。睡眠不足は集中力と記憶の定着に影響します。

夜遅くまで勉強してもよいですか?

直前期は避けてください。生活リズムを当日に合わせるほうが優先です。

風邪をひかないようにするには?

手洗い、うがい、十分な睡眠、人混みを避けるなど基本的な対策を。体調管理も受験勉強の一部と考えてください。

体調を崩してしまいました

無理をせず休んでください。1日休んでも取り返せますが、当日に体調が悪いと取り返せません。医療機関の受診も検討してください。

食事で気をつけることは?

直前期は生ものや食べ慣れないものを避けてください。当日の朝食も普段と同じものが安全です。

寒さ対策はどうしますか?

試験会場の温度は調整しにくいため、脱ぎ着で調節できる服装が有効です。ひざ掛けの可否は学校に確認してください。

緊張で眠れません

眠れなくても横になって目を閉じているだけで休息になります。「眠らなければ」と焦るとかえって眠れなくなります。

運動はしてよいですか?

軽い運動は気分転換になります。ただし怪我のリスクがある激しい運動は直前期には避けてください。

3. 前日の過ごし方

前日は何をすればよいですか?

軽い確認と早めの就寝です。新しいことはやらないでください。

前日に詰め込んでもよいですか?

おすすめしません。睡眠不足のほうが失点につながります。覚えたことを軽く見返す程度にしてください。

前日にやると効果的なことは?

これまで間違えた問題のリスト、暗記事項の最終確認、持ち物の準備と経路の確認です。

会場の下見は必要ですか?

初めて行く場所なら有効です。当日と同じ時間帯に移動してみると、所要時間が正確に分かります。

何時に寝ればよいですか?

普段より少し早めが目安です。極端に早く寝ようとすると眠れないことがあるため、無理のない範囲で。

前日にお風呂に入ってよいですか?

構いません。リラックスにもつながります。

験担ぎは意味がありますか?

科学的な根拠より、本人が落ち着けるかどうかです。安心できるなら取り入れて構いません。

4. 持ち物と準備

持ち物チェックリスト(前日までに準備)

  • 受験票
  • 筆記用具(鉛筆・シャープペン・消しゴム・予備)
  • 時計(計算機能・通信機能のないもの)
  • 上履き・靴袋(指定がある場合)
  • 昼食・飲み物(必要な場合)
  • 交通費・交通系ICカード
  • ハンカチ・ティッシュ
  • マスク・防寒具
  • 健康保険証のコピー
  • 受験する学校と中学校の連絡先
  • 自己評価資料の控え(面接がある場合)

※必要な持ち物は学校の募集要項に明記されています。必ずご確認ください。

時計は必要ですか?

教室に時計がない場合があります。計算機能・通信機能のないシンプルなものを用意してください。スマートウォッチは使えません。

スマホは持って行ってよいですか?

学校の指示に従ってください。試験中は電源を切って鞄にしまうのが一般的です。

筆記用具は何を持って行きますか?

鉛筆またはシャープペン、消しゴム、それぞれの予備です。マークシートなら鉛筆が指定される場合があります。募集要項を確認してください。

お守りやお菓子は持って行ってよいですか?

試験中に机上に出せるものは限られます。鞄に入れておく分には問題ないことが多いですが、学校の指示に従ってください。

服装はどうしますか?

中学校の制服が一般的です。脱ぎ着で温度調節できるようにしておいてください。

受験票を忘れたらどうなりますか?

まず学校に申し出てください。対応してもらえる場合があります。ただし前日に必ず確認して、鞄に入れておいてください。

参考書は持って行くべきですか?

1冊程度、これまでまとめてきたものがあると休み時間に見返せます。何冊も持つと重いだけです。

5. 当日の朝

何時に家を出ればよいですか?

集合時刻より30分程度早く着く見込みで。交通機関の遅れも考慮してください。

朝食は食べたほうがよいですか?

食べてください。普段と同じものが安全です。消化に負担がかかるものは避けてください。

早く着きすぎたらどうしますか?

校内に入れない場合もあります。近くで待てる場所を事前に確認しておくと安心です。

交通機関が遅れたらどうしますか?

まず学校に連絡してください。遅延証明書を受け取ってください。対応してもらえる場合があります。

保護者は付き添うべきですか?

本人の希望と会場までの距離によります。校内に入れない場合が多いため、事前に確認してください。

教室に入ってから何をしますか?

持ち物を整え、トイレを済ませ、落ち着いて開始を待ってください。周りを気にしすぎないことです。

周りの受験生が賢そうに見えます

全員が同じように緊張しています。周りを見ないで手元に集中してください。

6. 試験中

解く順番は決めておくべきですか?

はい。事前に決めておくと当日の判断が減ります。基本は最初から順に、詰まったら飛ばす形です。

分からない問題があったらどうしますか?

時間を決めて次に進んでください。1問に固執して後半を落とすのが最も損失の大きい失敗です。

時間配分はどうしますか?

各大問に何分かけるかを事前に決めて臨んでください。見直しの時間も確保してください。

見直しは何を見ますか?

名前・受験番号の記入、マークのずれ、解答欄の飛ばし、計算ミスです。この順で確認してください。

マークシートでずれてしまいました

気づいた時点で落ち着いて修正してください。大問ごとに番号を確認する習慣で予防できます。

記述問題が書けません

白紙にしないでください。部分点がある場合があります。分かることだけでも書いてください。

時間が余ったらどうしますか?

見直しをしてください。退出せず最後まで粘ることで1点が変わることがあります。

緊張で頭が真っ白になりました

深呼吸をして、確実に解ける問題から手をつけてください。1問解けると落ち着いてきます。

トイレに行きたくなったら?

手を挙げて申し出てください。我慢して集中を欠くほうが損失です。

周りの音が気になります

咳や鉛筆の音は避けられません。問題文に集中することで気にならなくなることが多いです。

7. 休み時間の切り替え

前の科目の答え合わせをしてよいですか?

絶対にしないでください。間違いに気づいても取り返せず、次の科目に悪影響が出ます。友達との答え合わせも避けてください。

1科目失敗した気がします

手応えと実際の点数は一致しないことが多いものです。難しかったなら周りも難しかったはずです。次に切り替えてください。

休み時間は何をすればよいですか?

トイレ、水分補給、次の科目の暗記事項の確認です。持参したまとめノートが役立ちます。

友達と話してよいですか?

気分転換になるなら構いませんが、答え合わせだけは避けてください。

昼食はどうしますか?

食べ慣れたものを。食べすぎると眠くなるため、量は控えめが安全です。

気持ちが落ち込んでしまいました

深呼吸して、「次の科目に集中する」とだけ考えてください。合否は全科目の合計と調査書・面接で決まります。

8. 面接当日

面接では何に気をつけますか?

提出した自己評価資料と食い違わないことです。完璧に話す必要はなく、具体的な経験を落ち着いて伝えてください。

面接の前に何を確認しますか?

自己評価資料の控えです。何を書いたかを覚えている状態にしてください。

答えに詰まったらどうしますか?

少し考えてから話し始めて構いません。「少し考えさせてください」と言っても問題ありません。

用意した答えと違うことを聞かれました

その場で考えて答えてください。暗記した文章をそのまま言うより、自分の言葉で話すほうが伝わります。

集団面接で他の人と答えがかぶりました

問題ありません。あなたの経験は他の人と違います。具体的な場面を話せば自然に差が出ます。

面接の配点はどれくらいですか?

学校によって30点から360点まで大きく異なります。第2次選抜で配点が上がる学校もあります。

→ 面接の配点が大きい学校/第2次で面接が跳ね上がる学校

実技検査がある学科です

持ち物・服装が指定される場合があります。募集要項を必ず確認してください。体育系なら体調管理も重要です。

→ 特色検査(実技)実施校まとめ

9. トラブル対応

当日に体調を崩したらどうしますか?

必ず受験する学校に連絡してください。追試験や別室受験の対応がある場合があります。中学校にも連絡してください。

試験中に気分が悪くなりました

無理をせず手を挙げて申し出てください。別室での受験や休憩の対応がある場合があります。

受験票を紛失しました

学校に連絡してください。再発行や当日の対応がある場合があります。

遅刻しそうです

まず学校に電話してください。交通機関の遅延なら証明書を受け取ってください。

大雪や災害の場合は?

学校からの案内を確認してください。試験日程が変更される場合があります。連絡手段を確保しておいてください。

忘れ物に気づきました

筆記用具などは学校で貸してもらえる場合があります。まず申し出てください。

何かあったときの連絡先は?

受験する学校と中学校の電話番号を控えて持参してください。保護者の連絡先も本人が把握しておいてください。

10. 試験が終わった後

試験が終わったら何をしますか?

まず休んでください。次の入試がある場合はそちらに切り替えてください。

自己採点はすべきですか?

公立の場合、まだ結果が出ていない段階での自己採点は精神的な負担になることもあります。次の予定がある場合は特に慎重に。

手応えが悪かったです

手応えと結果は一致しないことが多いものです。難しく感じたなら周りも同じです。結果が出るまで判断できません。

私立が終わって公立まで時間があります

気を抜かないでください。ただし私立の結果で安心できた分、落ち着いて公立の対策に取り組めるはずです。

合格発表までどう過ごしますか?

次の入試がなければ、休息と入学準備の情報収集を。結果を待つ時間は誰にとってもつらいものです。無理に気を紛らわせようとしなくて構いません。

不合格だったらどうしますか?

併願校がある場合はそちらへの進学を検討します。公立には欠員募集が行われる場合があります。中学校の先生に必ず相談してください。一人で抱え込まないでください。

11. 保護者の方へ

直前期に親ができることは?

生活面のサポートが中心です。食事、睡眠環境、当日の送り出し。勉強内容に口を出すより効果があります。

どんな声をかければよいですか?

プレッシャーになる言葉は避けてください。「いつも通りやってきなさい」程度で十分です。

子どもが不安がっています

気持ちを否定せず聞いてください。「不安なのは当然」と伝えるだけでも落ち着くことがあります。

親が緊張してしまいます

自然なことです。ただしその緊張が子どもに伝わるため、当日はできるだけ普段通りに接してください。

当日の朝に気をつけることは?

普段通りの朝食と、いつも通りの見送りです。特別なことをしないほうが本人は落ち着きます。

結果が出るまで何をすればよいですか?

入学手続きの日程と必要な費用を確認しておいてください。私立の入学金の納入期限は特に重要です。

→ 私立高校のよくある質問

最後に。直前期にできることは限られています。だからこそ、やってきたことを確実に出せる状態を作ることに集中してください。

新しいことを詰め込むより、睡眠を確保して、持ち物を揃えて、当日に落ち着いて座れること——それが最後の数週間で最も価値のある準備です。

関連するガイド

本ページは当サイトが一般的な受験指導の考え方をもとに整理したものです。持ち物・服装・当日の手続き・トラブル時の対応は学校によって異なります。必ず受験する学校の募集要項および案内をご確認ください。体調不良やトラブルが生じた場合は、速やかに学校および中学校にご連絡ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社とは関係のない学習支援サイトです。