よくある質問100・私立編

埼玉の私立高校「確約」とは——個別相談・北辰の基準・延納・特待生を100問で

更新日:|当サイトが公開情報および一般的な運用をもとに整理したものです

埼玉県の私立高校入試は、公表されていない部分が多いのが実情です。「確約」という言葉は日常的に使われるのに、学校の公式サイトには載っていない。基準も非公表。だから親も受験生も、塾や噂に頼ることになります。ここでは、仕組みとして確かに言えることと、学校に確認すべきことを切り分けて100問にまとめました。

最初にお読みください。私立高校の入試運用は学校ごとに異なり、また年度によって変わります。本FAQは一般的な仕組みを説明したもので、特定の学校の基準や合否を保証するものではありません。数値基準は当サイトでは扱いません。必ず各校の募集要項・説明会・個別相談で直接ご確認ください。

1. 確約の基本

「確約」とは何ですか?

学校説明会や個別相談の場で、北辰テストの偏差値や内申などの資料を提示し、一定の基準を満たしていれば「合格の見込みが高い」旨の感触を得られる仕組みです。正式な合格通知ではありません。

学校は「確約」という言葉を使いますか?

公式には使わない学校が多くあります。「お約束はできませんが」「安心して受験してください」といった表現になることが一般的です。「確約」は受験生・保護者・塾の側で使われている通称と理解してください。

確約をもらえば必ず合格しますか?

保証されるものではありません。入試当日の受験と出願手続きは必要で、その後に成績が著しく下がった場合や欠席が多い場合などは扱いが変わる可能性があります。

なぜこんな仕組みがあるのですか?

私立側は入学者数を見通したい、受験生側は安心材料がほしい——双方の事情から慣行として広く行われてきたものです。制度として県が定めたものではありません。

確約は文書でもらえますか?

学校によります。相談カードに印を押す形、口頭のみ、何も渡されない形など様々です。形式にかかわらず、口頭で言われた内容はその場でメモを取ってください。

確約を出さない学校はありますか?

あります。慶應義塾志木、立教新座、早稲田大学本庄高等学院などの大学附属校は、一般に個別相談による確約の対象外とされ、学力試験の結果で合否が決まります。

→ 私立高校一覧(全47校)

確約の基準は公表されていますか?

多くの学校は公表していません。塾や情報サイトが独自に集計した数値が出回りますが、非公式な情報です。年度によって変わることもあります。

ネットで見た基準を信じてよいですか?

参考程度にとどめてください。前年度の情報である可能性、コースや単願・併願の区別が曖昧な可能性、そもそも出典が不明な可能性があります。個別相談で直接確認するのが唯一確実な方法です。

確約は何校からもらえますか?

制度上の上限はありませんが、実際に受験する学校数には限りがあります。多くの受験生は併願で1〜2校、単願なら1校です。

確約をもらった学校を受けないのは失礼ですか?

併願の場合、公立に合格すればそちらに進学するのが前提の仕組みです。ただし単願で確約をもらった場合は、その学校に入学する前提なので、辞退は避けるべきです。

2. 個別相談

個別相談とは何ですか?

学校が設ける相談の場で、受験生・保護者が資料を持参し、担当の先生と1対1で話します。学校説明会と同日に行われることも、別日程で設けられることもあります。

何を持っていけばよいですか?

一般には北辰テストの個人成績表(複数回分)、通知表のコピー、英検・漢検などの証明、学校によっては活動実績の資料です。必要書類は学校ごとに異なるため、事前に確認してください。

北辰の成績表は原本ですか、コピーですか?

学校によって指定が異なります。コピーで可の学校が多いですが、原本提示を求める場合もあります。事前確認をおすすめします。

通知表は何年生の分が必要ですか?

中3の1学期または2学期の成績を中心に見られることが一般的ですが、中2の分も求められる場合があります。学校にご確認ください。

親だけで行ってもよいですか?

学校によります。本人同伴を求める学校もあります。事前に確認してください。

何を聞かれますか?

志望理由、単願か併願か、部活動や進路の希望などが一般的です。面接のような形式ばったものではなく、相談・確認の場という性格です。

こちらからは何を聞くべきですか?

①自分の資料で基準を満たしているか ②単願と併願で基準が違うか ③コースによって基準が違うか ④延納制度の有無と条件 ⑤特待の基準 ⑥必要な出願書類——この6点は必ず確認してください。

延納制度は必ず聞くべきですか?

はい。最も重要な確認事項の一つです。公立の合格発表前に私立の入学金納入期限が来る場合、延納制度がなければ数十万円を納めた上で公立の結果を待つことになります。

服装はどうすればよいですか?

中学校の制服が一般的です。保護者は特に指定がなければ清潔感のある服装で問題ありません。

予約は必要ですか?

多くの学校で必要です。人気校は早期に埋まるため、説明会の予約開始日を事前に把握しておいてください。

個別相談はいつ行われますか?

多くの学校で12月に集中します。10〜11月に実施する学校もあります。学校ごとに日程が異なるため、複数校を回る場合はスケジュール管理が必要です。

複数回行ってもよいですか?

学校によります。北辰の成績が上がった後に再度相談を受け付ける学校もあります。確認してください。

塾を通さないと不利ですか?

個別相談は受験生・保護者が直接参加するもので、塾に通っていないことで不利になる仕組みではありません。ただし塾は基準の情報を持っている場合があります。

当日の流れはどうなりますか?

受付→資料提示→相談(10〜20分程度)が一般的です。学校によっては説明会と同日で、校内見学が含まれることもあります。

3. 北辰テストと基準

北辰テストは何回受ければよいですか?

個別相談では複数回の成績を見られることが一般的です。多くの受験生は第4回以降を中心に継続して受験します。何回分・どの回を見るかは学校ごとに異なります。

→ 北辰の年間日程

どの回の成績が使われますか?

学校によります。「直近2回」「良い方2回」「第4回以降のうち2回」など扱いが異なります。個別相談で確認してください。

3教科と5教科のどちらで見られますか?

学校・コースによって異なります。3教科型で見る学校、5教科型で見る学校、どちらか良い方を採る学校があります。

1回だけ良い成績が出た場合は?

複数回の平均や、良い方の回を見る学校が多いため、1回だけ突出しても評価されにくい傾向があります。継続して受験することが重要です。

北辰を受けていないと不利ですか?

埼玉県の私立入試では北辰の成績が広く使われているため、受けていないと判断材料が乏しくなります。学校によっては他の模試や校内成績で対応する場合もあるので、相談してください。

偏差値が足りない場合はどうすればよいですか?

①次回以降の北辰で上げる ②内申や資格で補う ③単願を検討する ④基準の異なるコースを検討する ⑤別の学校を検討する——といった選択肢があります。個別相談で率直に相談してください。

内申と偏差値のどちらが重視されますか?

学校によって異なります。両方を見る学校、どちらかの基準を満たせばよい学校、合計で判断する学校があります。

内申は何年生の分が見られますか?

中3の成績が中心ですが、中2を含める学校もあります。9教科の合計、5教科の合計、特定教科の評定など、見方も学校ごとに異なります。

当サイトに基準は載っていますか?

数値基準は掲載していません。非公表の情報であり、年度で変わるためです。各校の個別相談で直接ご確認ください。当サイトの学校別ページには、学校の特徴・コース構成・アクセスなどを掲載しています。

北辰の判定と私立の基準は違うのですか?

北辰の志望校判定は統計的な合格可能性を示すもの、私立の基準は学校が設定する目安です。別のものと考えてください。

4. 単願・併願

単願と併願はどう違いますか?

単願(専願)は合格したら必ずその学校に入学する前提の受験、併願は公立や他の私立と併せて受験し、合格しても他校に進学できる受験です。

単願のほうが有利ですか?

一般に単願のほうが求められる基準が低く設定される傾向があります。ただし合格したら必ず入学するという前提があるため、慎重に判断してください。

単願で合格した後に公立を受けられますか?

単願は入学を前提とした受験のため、原則として公立の受験はしません。学校との信頼関係に関わるため、安易な判断は避けてください。

併願は何校まで受けられますか?

制度上の上限はありませんが、日程・費用・体力の面から1〜2校が現実的です。

併願で複数校に合格したらどうなりますか?

進学する1校を選び、他校は辞退します。入学金の納入期限に注意してください。

「併願優遇」とは何ですか?

併願受験者に対して、一定の基準を満たせば優遇的に扱う制度を指す通称です。東京都の私立でよく使われる言葉ですが、埼玉でも同様の運用がある場合があります。学校にご確認ください。

単願と併願で入試日が違いますか?

学校によります。同じ日の学校、別日程の学校があります。募集要項でご確認ください。

単願にすると学費は安くなりますか?

単願者への入学金減免などを設ける学校もありますが、一律ではありません。学校にご確認ください。

5. 入試当日と合否

確約があっても試験は受けるのですか?

はい。出願し、入試当日に受験する必要があります。

試験の内容は何ですか?

一般に国語・数学・英語の3教科、学校によっては5教科や面接があります。募集要項でご確認ください。

確約があれば試験の点数は関係ないのですか?

そう考えるのは危険です。極端に低い点数の場合や、白紙に近い答案の場合は扱いが変わる可能性があります。通常どおり全力で受験してください。

当日に体調を崩したらどうなりますか?

追試験を設ける学校もあります。当日に必ず学校へ連絡してください。対応は学校ごとに異なります。

合格発表はいつですか?

入試の数日後が一般的です。募集要項でご確認ください。

不合格になることはありますか?

確約を得ていても保証されるものではありません。ただし通常どおり受験していれば、基準を満たしている場合に不合格となるケースは多くありません。

コースが下がって合格することはありますか?

あります。特進コースを希望して一般コースでの合格となる「回し合格」「スライド合格」と呼ばれる扱いをする学校があります。事前に確認してください。

合格したコースは変更できますか?

入学後にコース変更の制度を設ける学校もあります。学校にご確認ください。

6. お金の話

私立高校の学費はどれくらいですか?

学校によって異なります。授業料のほか、入学金、施設費、教材費、制服代、修学旅行積立などがかかります。各校の募集要項で総額を確認してください。

授業料の支援制度はありますか?

国の就学支援金と、埼玉県の父母負担軽減事業補助金があります。世帯収入によって支給額が変わります。制度の内容は変更されることがあるため、県のウェブサイトで最新情報をご確認ください。

入学金はいつ払いますか?

合格発表後の指定期日までです。公立の合格発表前に期限が来る場合があります。

延納制度とは何ですか?

公立の合格発表後まで入学金の納入を待ってもらえる制度です。学校によって有無・条件・手続きが異なります。

延納制度がない場合はどうなりますか?

公立の結果が出る前に入学金を納入する必要があります。公立に合格した場合、納めた入学金が返還されるかどうかも学校によって異なります。個別相談で必ず確認してください。

入学金は返還されますか?

学校によります。返還される場合、一部のみ返還される場合、返還されない場合があります。募集要項でご確認ください。

受験料はいくらですか?

学校によりますが、私立は1校あたり2〜3万円程度が一般的です。複数校受験する場合は合計額を見込んでおいてください。

併願先を1校に絞れば費用は抑えられますか?

抑えられますが、確約の基準を満たす学校を確保しておくことは安全策として重要です。費用と安心のバランスで判断してください。

奨学金制度はありますか?

学校独自の制度、県や民間の制度があります。学校にご相談ください。

制服や教材の費用はどれくらいですか?

学校によって大きく異なります。説明会で実物を見られる学校もあります。募集要項の「納入金一覧」を確認してください。

7. 特待生

特待生とは何ですか?

学業成績やスポーツ・文化活動の実績などにより、入学金や授業料の全部または一部が免除される制度です。

特待の基準は何ですか?

学校によって異なります。北辰の偏差値、内申、入試当日の得点、活動実績など、判定材料も様々です。個別相談で確認してください。

特待には種類がありますか?

多くの学校で複数段階が設けられています(授業料全額免除、半額免除、入学金のみ免除など)。名称も学校ごとに異なります。

特待は3年間続きますか?

学校によります。毎年成績等で判定し直す学校、一定の成績を維持することが条件の学校、3年間継続する学校があります。継続条件は必ず確認してください。

特待の条件を満たせなくなったらどうなりますか?

学校の規定によります。翌年度から通常の学費になる場合が一般的ですが、詳細は学校にご確認ください。

入試当日の成績で特待になることはありますか?

あります。「当日特待」と呼ばれる制度を設ける学校があります。事前の基準を満たしていなくても、当日の得点で特待になる可能性があります。

スポーツ特待はどう応募しますか?

一般に部活動の顧問を通じた事前の相談が必要です。中学校の顧問の先生にご相談ください。

特待生は普通の生徒と扱いが違いますか?

学費以外の扱いは学校によります。クラス編成が異なる場合もあります。説明会でご確認ください。

8. 学校選びと併願戦略

併願する私立はどう選べばよいですか?

「公立がだめでもここなら通いたい」と思える学校を選んでください。基準の低さだけで選ぶと、実際に進学することになったときに後悔します。

通学時間はどこまで許容できますか?

3年間毎日通うことを考えてください。片道1時間を超えると負担が大きくなります。実際にその時間帯に電車に乗ってみることをおすすめします。

公立と私立、どちらを第一志望にすべきですか?

本人の希望次第です。私立を第一志望にして単願で受験する選択肢もあります。学費、校風、進学実績、部活動などを総合して判断してください。

併願校のレベルはどう設定しますか?

一般には、公立第一志望校より確実に合格できる水準の学校を選びます。ただし「通いたい学校か」が前提です。

説明会には何校行くべきですか?

3〜5校程度を秋までに回る受験生が多いようです。時間が限られるため、優先順位をつけて回ってください。

共学と男子校・女子校で迷っています

本人の希望を第一に。説明会や文化祭で実際の雰囲気に触れると判断しやすくなります。

大学附属校のメリットは?

内部進学の道がある点です。ただし条件や進学率は学校によって異なり、他大学受験の扱いも学校ごとに違います。説明会で確認してください。

私立の学校情報はどこで見られますか?

各校の公式サイト、募集要項、説明会が一次情報です。当サイトでは全日制47校の学校別ガイドを公開しています。

→ 私立高校一覧(全47校)

9. 資格・実績

英検は有利ですか?

多くの学校で加点や基準緩和の対象になります。級や扱いは学校ごとに異なります。

何級を持っていれば評価されますか?

学校によります。3級から評価する学校、準2級以上の学校など様々です。個別相談で確認してください。

漢検・数検も評価されますか?

評価する学校があります。英検ほど広くはありませんが、確認する価値はあります。

検定はいつまでに取ればよいですか?

個別相談に間に合う必要があるため、遅くとも11月までに合格しておくのが安全です。

部活動の実績は評価されますか?

学校・種目によります。スポーツ推薦や特待の対象になる場合があります。中学校の顧問を通じて相談するのが一般的です。

生徒会や委員会の経験は評価されますか?

加点対象とする学校があります。個別相談で資料を提示できるよう、記録を整理しておいてください。

皆勤は評価されますか?

加点対象とする学校があります。逆に欠席が多い場合、理由を確認される場合があります。

ボランティア活動は評価されますか?

学校によります。証明できる資料があれば持参して相談してください。

10. スケジュール

いつから動き始めればよいですか?

9月から情報収集、10〜11月に説明会、12月に個別相談、1月に入試——というのが一般的な流れです。

説明会はいつ行われますか?

多くの学校が夏から秋にかけて複数回実施します。予約制の学校が多いため、早めに日程を確認してください。

文化祭に行く意味はありますか?

生徒の様子や校風が最もよくわかる機会です。説明会では見られない側面が見えます。

出願はいつですか?

12月下旬から1月上旬が一般的です。ウェブ出願の学校が増えているため、事前に手続き方法を確認してください。

私立の入試日はいつですか?

1月に実施されるのが一般的です。公立の学力検査は2〜3月のため、私立の結果が出てから公立に臨みます。

私立の結果が出てから公立の志望校を変えられますか?

公立の出願期間内であれば変更できる場合があります。志願先変更の制度については県教委の実施要項でご確認ください。

12月の個別相談に間に合わなかったら?

学校によっては1月にも相談を受け付ける場合があります。まず学校に問い合わせてください。

11. よくある不安

確約がもらえないかもしれません

個別相談は「基準を満たしているか確認する場」であり、満たしていなければ何が足りないかを教えてもらえます。次の北辰までに何をすべきかがはっきりするだけでも、行く価値があります。

親が仕組みを理解できていません

私立の入試運用は公表されていない部分が多く、わかりにくいのが当然です。個別相談で率直に「初めてでよくわからないので教えてください」と伝えて構いません。学校側も丁寧に説明してくれます。

塾に通っていないので情報がありません

学校の説明会と個別相談が一次情報です。塾を経由しなくても直接得られます。中学校の進路指導の先生にも相談してください。

経済的に私立は難しいです

国の就学支援金と県の補助金があります。世帯収入によっては負担が大きく軽減される場合があります。「無理」と決める前に、県のウェブサイトで制度を確認してください。各校にも奨学金制度がある場合があります。

併願校に行くことになったら子どもが落ち込まないか心配です

だからこそ「ここなら通いたい」と思える学校を選ぶことが重要です。基準の低さだけで選ばず、説明会や文化祭で本人に見てもらってください。

公立と私立、両方の準備が大変です

学力の準備は共通部分が多くあります。私立の個別相談で語る志望動機は、公立の自己評価資料・面接の準備とも重なります。秋に一度整理しておけば両方に使えます。

→ 自己評価資料の書き方

情報が多すぎて何から手をつければよいかわかりません

まず①通える範囲の学校を3〜5校リストアップ ②説明会に行く ③個別相談で基準と延納を確認——この3ステップだけで十分です。

このFAQについて。私立高校の入試運用は学校ごとに異なり、年度によっても変わります。本FAQは一般的な仕組みを説明したもので、特定の学校の基準や合否を示すものではありません。数値基準は非公表かつ変動するため、当サイトでは扱っていません。

正確な情報は各校の募集要項・説明会・個別相談で直接ご確認ください。中学校の進路指導の先生も重要な相談相手です。

関連するガイド

本ページは当サイトが公開情報および一般的な運用をもとに整理した非公式のFAQです。特定の学校の基準・合否・学費を保証するものではありません。私立高校の入試制度・学費・支援制度は変更される場合があります。必ず各校の募集要項、学校説明会、個別相談、および埼玉県のウェブサイトで最新の情報をご確認ください。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社および各高校とは関係のない学習支援サイトです。