学校別「選抜実施内容」の見方——アドミッション・ポリシーから第2志望まで
埼玉県教育委員会は、2027年度(令和9年度)入試について学校ごとの「選抜実施内容」をPDFで公表しています(確定版。県のページの掲載日は2026年9月16日)。1枚の資料に、その学校の目指す学校像、入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)、配点、面接のやり方、第2志望などがまとまっています。志望校の資料をどこから見ればいいか、欄ごとに整理しました。
- 県教育委員会のページで、学校名・学科名などから学校を探して、学校ごとのPDFを開ける
- 資料の一番上に「目指す学校像」と「入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)」がある
- その下に、選抜の種類、選抜資料と配点、学年間の比率、面接(実施方法・評価の観点・評価規準)、学校独自項目、自己評価資料、第2志望などの欄が並ぶ
- 県の基本方針の資料は、各校のアドミッション・ポリシーに基づいて入学者選抜を行うとしている
- 面接の評価の観点は、県共通の「主体的・協働的な学びの力」「自らの人生や社会の未来を切り拓く力」の2つ。学校独自の観点があるときだけ、学校の資料の欄に書かれる
資料の欄と、どこを見るか
| 欄 | 書かれていること | 見るポイント | くわしく |
|---|---|---|---|
| 目指す学校像 | その学校がどんな学校を目指しているか | 学校のめざす姿。志望理由や面接の答えを考えるときの出発点になります | 県立学校魅力発信サイトの使い方 |
| 入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー) | どんな生徒に入学してほしいか | 自己評価資料や面接で何を伝えるかを考えるときの手がかり | 自己評価資料の書き方 |
| 選抜の種類 | 共通選抜か特色選抜か、第1次・第2次など | その学科の選抜がどの段階で行われるか | 選抜の段階はどう変わる? |
| 選抜資料・配点 | 学力検査・調査書・面接などの点数 | どの資料に何点あるか。第1次と第2次で変わる学校もある | 第1次と第2次で配点が変わる学校 |
| 学年間の比率 | 調査書の中1・中2・中3の重み | 中3の成績がどれだけ重いか | 調査書の学年比率・学校別まとめ |
| 実施方法・評価の観点・評価規準(面接) | 面接の行い方と、学校独自の評価の観点・評価規準(ない学校は「設定なし」) | 個人面接か集団面接か。県共通の2つの観点に、学校独自の観点が加わるか | 面接当日の流れ |
| 学校独自項目・自己評価資料 | 自己評価資料で学校が独自に書かせる項目など | 何を書かせるかで学校の色が出る | 学校独自項目・学校別一覧 |
| 第2志望 | 第2志望を出せるかどうか | 同じ学校の別の学科を第2志望にできるか | 相互第2志望が使える学校 |
出典:埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」(掲載日2026年9月16日)と、同ページの学校別PDF(県立豊岡高校・川口市立高校の資料で欄の並びを確認)。面接の評価の観点は「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施基本方針について」(令和6年9月26日の教育委員会議案、別紙4)。2026年10月5日にそれぞれ2回確認。欄の名前は資料のとおり、「書かれていること」「見るポイント」は当サイトの説明です。
資料の探し方
県教育委員会の「各高等学校の選抜実施内容(確定版)」のページでは、学校名や学科名などから学校を検索できます。50音順の一覧からも学校を選べます。県のページには、共通選抜のみの学科、特色選抜のみの学科、両方を行う学科に分けた概要一覧もあります。
まず「目指す学校像」と「アドミッション・ポリシー」を読む
資料のいちばん上にあるのが、「目指す学校像」と「入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)」です。県教育委員会の令和9年度入学者選抜実施基本方針の資料(令和6年9月26日の教育委員会議案)では、各高等学校のアドミッション・ポリシーに基づいて、受検生が興味・関心を持って進路を選べるような入学者選抜を行うとしています。
2027年度入試からは、全員が自己評価資料を出し、面接を受けます。アドミッション・ポリシーは「学校がどんな生徒を求めているか」を学校自身の言葉で書いたものなので、自己評価資料に何を書くか、面接で何を話すかを考えるときの手がかりになります。
たとえば、アドミッション・ポリシーに「部活動」や「探究」といった言葉が入っている学校を受けるなら、自分の経験の中からそれに近いものを選んで、自己評価資料や面接の答えに入れておく、という準備ができます(説明のための例です)。
配点と面接の欄は、第1次と第2次で分けて見る
選抜資料と配点の欄は、選抜の種類(第1次・第2次、特色選抜・共通選抜)ごとに書かれています。第1次と第2次で学力検査・調査書・面接の点数が変わる学校もあるので、両方を確かめましょう。面接については「実施方法」「評価の観点」「評価規準」の欄があります。
面接の評価の観点は、県の基本方針の資料で全校共通の2つが決められています。観点1が「主体的・協働的な学びの力」、観点2が「自らの人生や社会の未来を切り拓く力」です。学校の資料の「評価の観点」「評価規準」の欄に書かれるのは、学校が独自の観点を設けている場合で、独自の観点がない学校では「設定なし」となっています。「設定なし」は面接で何も見ないという意味ではなく、県共通の2つの観点で評価されるということです。→ 面接当日の流れ
あわせて読みたい
- 学校ごとの配点を一覧で → 埼玉県公立高校の選抜方式一覧
- 2027年度入試の変更点 → 2027年度入試はここが変わる
- 全体像 → 埼玉の高校受験ガイド
よくある質問
学校ごとの選抜実施内容はどこで見られますか?
埼玉県教育委員会の「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(確定版)」のページで、学校名や学科名などから学校を探してPDFを開けます(掲載日2026年9月16日)。
アドミッション・ポリシーとは何ですか?
「入学者の受入れに関する方針」のことで、その学校がどんな生徒に入学してほしいかを学校が示したものです。学校ごとの選抜実施内容の資料の上の方に載っています。
面接の「評価の観点」が「設定なし」とはどういう意味ですか?
学校独自の評価の観点を設けていないという意味です。面接は全校共通の2つの観点(「主体的・協働的な学びの力」「自らの人生や社会の未来を切り拓く力」)で評価されます。
選抜実施内容の資料には何が書いてありますか?
目指す学校像、入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)、選抜の種類、選抜資料と配点、学年間の比率、面接の実施方法・評価の観点・評価規準、学校独自項目、自己評価資料、第2志望などの欄があります。
内容は埼玉県教育委員会の公表資料(2026年10月5日に確認)によります。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社・埼玉県教育委員会・各高等学校とは関係のない非公式の学習支援サイトです。
