選抜の段階はどう変わる?——第1次・第2次の2段階と、両方実施の学科の順番
埼玉県公立入試の合否は、いくつかの「段階」に分けて決まります。これまでは第1次選抜→第2次選抜→第3次選抜(一部の学校)という流れでしたが、2027年度(令和9年度)入試からは、県教育委員会の基本方針で第1次選抜・第2次選抜の2段階と定められました。共通選抜と特色選抜の両方を行う学科では、特色選抜の合格者を先に決めてから共通選抜の合格者を決めます。県教育委員会の資料からまとめました。
- これまで(現行):第1次選抜 → 第2次選抜 → 第3次選抜(一部の学校)
- 2027年度から:共通選抜のみ・特色選抜のみの学科は第1次選抜・第2次選抜の段階を設ける。第1次で募集人員の60〜80%(10%刻み)、第2次で残り。基本方針の令和9年度の部分に第3次選抜の段階は書かれていない
- 共通選抜と特色選抜の両方を行う学科は、特色選抜で入学許可候補者を決めた後に、共通選抜で決める。特色選抜は募集人員の20〜80%(10%刻み)、共通選抜は残り
これまでと2027年度の比較
| 学科のタイプ | これまで(現行) | 2027年度から |
|---|---|---|
| 共通選抜のみ/特色選抜のみ | 第1次選抜 → 第2次選抜 → 第3次選抜(一部の学校) | 第1次選抜(募集人員の60〜80%)→ 第2次選抜(残り) |
| 共通選抜と特色選抜の両方 | 特色選抜で先に決める(募集人員の20〜80%)→ そのあと共通選抜で決める(残り) |
出典:埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施基本方針について」(令和6年9月26日の教育委員会議案。本文と別紙の新旧対照表を2026年10月5日に2回確認)。
共通選抜のみ・特色選抜のみの学科:第1次と第2次
基本方針は、共通選抜のみ又は特色選抜のみを行う学科・コースについて、学科の特色に応じた多様な選抜が望ましいことから、入学定員を区分して異なる選抜方法で選ぶために「第1次選抜、第2次選抜の段階を設ける。」としています。割合は「第1次選抜は募集人員の60~80%(10%刻み)、第2次選抜は残りの100%とする。」と定められていて、第1次で何%を決めるかは学校(学科)ごとにこの範囲で決まります。
第1次と第2次では、学力検査・調査書・面接の配点や比率が変わる学校があります。学校ごとの違いは次のページで確かめられます。→ 第1次と第2次で配点が変わる学校
両方を行う学科:特色選抜が先、共通選抜があと
共通選抜と特色選抜の両方を行う学科・コースについては、基本方針に「特色選抜による入学許可候補者を決定した後、共通選抜による入学許可候補者を決定する。」と書かれています。割合は「特色選抜は募集人員の20~80%(10%刻み)、共通選抜は残りの100%とする。」とされています。
たとえば、両方を行う学科を受けた人は、まず特色選抜の基準で選ばれるかどうかが判定され、そこで決まらなければ次に共通選抜の基準で判定される、という順番になります(説明のための例です)。それぞれの配点や、どちらに何割を充てるかは学校ごとに違うので、志望校のページで確かめましょう。→ 北本/飯能/三郷工業技術/岩槻(国際教養科)
古い情報に注意
「第3次選抜」が出てくる説明は、2027年度より前の制度(基本方針でいう「現行」)のものです。兄や姉、先輩から聞いた話や、以前の年度の資料を見るときは、どの年度の入試の話かを確かめましょう。2027年度入試の変更点の全体は → 2027年度入試はここが変わる
あわせて読みたい
- 入試のしくみの基本 → 公立入試の仕組み(学力検査・調査書・選抜の流れ)
- 学校ごとの選抜方法 → 埼玉県公立高校の選抜方式一覧
- 共通選抜・特色選抜・学校選択問題などの言葉を1語ずつ → 埼玉の高校受験 用語集
- 全体像 → 埼玉の高校受験ガイド
よくある質問
2027年度の埼玉県公立入試に第3次選抜はありますか?
県教育委員会の令和9年度の基本方針では、共通選抜のみ・特色選抜のみの学科は第1次選抜・第2次選抜の段階を設けるとされ、第3次選抜の段階は書かれていません。第3次選抜(一部の学校)は現行の制度として新旧対照表に載っています。
共通選抜と特色選抜の両方を行う学科は、どちらが先に決まりますか?
特色選抜による入学許可候補者を決定した後、共通選抜による入学許可候補者を決定すると基本方針に書かれています。特色選抜で決めるのは募集人員の20〜80%(10%刻み)で、残りを共通選抜で決めます。
第1次と第2次で配点は変わりますか?
学校によって、第1次と第2次で学力検査・調査書・面接の配点や比率が変わります。学校ごとの違いは「第1次と第2次で配点が変わる学校」のページで確かめられます。
内容は埼玉県教育委員会の資料(2026年10月5日に確認)によります。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社・埼玉県教育委員会・各高等学校とは関係のない非公式の学習支援サイトです。
