公立と私立の入試の違い——日程・教科・面接・単願と併願
埼玉の高校受験は、公立と私立で入試のしくみが大きく違います。公立は県が決めた1つの日程で全校がいっせいに行い、5教科の学力検査と面接があります。私立は学校ごとに試験日や入試の種類を決め、多くの学校が3教科で行います。県教育委員会と北辰図書の資料から、2つの違いを1つの表にまとめました。
- 公立(2027年度):学力検査2月25日(木)・面接2月26日(金)・発表3月5日(金)。日程は全校共通
- 公立の学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科(英語はリスニングを含む)。面接は全ての学校で行う
- 私立:試験日や入試の種類は学校ごとに決める。試験日を複数設ける学校も多い
- 私立の学力検査は多くの学校が国語・数学・英語の3教科(5教科や選択教科の学校もある)
- 私立には単願(合格したら必ず入学)と併願(ほかの高校の発表まで手続きを待ってくれる場合が多い)がある
公立と私立の違い(早見表)
| 項目 | 公立(県立・市立) | 私立 |
|---|---|---|
| 日程の決め方 | 県が決めた日程で全校共通 | 学校ごとに試験日を決める。複数回の学校も多い |
| 2027年度の主な日程 | 出願1月26日〜2月9日、学力検査2月25日、面接2月26日、特色検査(一部の学校)3月1日、発表3月5日 | 学校ごとに違う(県の入試要項の一覧で確かめる)。北辰図書によると例年1月下旬から始まる |
| 学力検査の教科 | 国語・社会・数学・理科・英語の5教科(英語はリスニングを含む) | 多くの学校が国語・数学・英語の3教科 |
| 面接 | 全ての学校で行う | 学校ごとの入試要項で確かめる |
| 入試の種類 | 一般の選抜は全校同じ日程で1回 | 単願・併願に、推薦・一般などが組み合わさる |
| コース | — | 普通科の中に特進・進学などのコースを置き、コースごとに募集する学校が多い |
出典:埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の日程」「学力検査の出題の基本方針並びに実施教科及び出題範囲」、北辰図書「埼玉県の私立高校入試の概要」「志望校への道~1年間の流れ~」(いずれも2026年10月5日に2回確認)。
公立:全校が同じ日程で、5教科と面接
2027年度(令和9年度)の公立入試は、出願(インターネットを活用した出願)が1月26日(火)から2月9日(火)まで。学力検査は2月25日(木)、面接は2月26日(金)で、県の日程表には面接が「全ての学校」と書かれています。一部の学校は3月1日(月)に特色検査を行い(2月26日に行う場合もあります)、入学許可候補者の発表は3月5日(金)です。
学力検査について県は「国語、社会、数学、理科、英語の5教科とする。」とし、英語にはリスニングテストを含むとしています。合否には学力検査のほか調査書(内申)も使われます。→ 公立入試日程2027/内申点の計算方法/第1次と第2次の配点
私立:学校ごとの日程と、単願・併願
北辰図書は、埼玉の私立高校について「入試開始日以降に各高校が試験日や入試の種類、試験の内容などを独自に決めて実施します。」と説明しています。試験日を複数設けて受験の機会を多くしている学校もたくさんあります。
入試は大きく単願と併願に分かれます。単願はその高校が第1志望の人が対象で、合格したら必ず入学することが前提です。併願はほかの高校が第1志望の人が対象で、合格してもほかの高校の合格発表まで入学手続きを待ってくれる場合が多いとされています。教科は、多くの学校で単願・併願とも国語・数学・英語の3教科です。
学校ごとの試験日と発表日は、県(総務部学事課)が公表している令和9年度の入試要項の一覧で確かめられます。→ 私立高校の入試要項の見方/埼玉の私立入試のしくみ
組み合わせ方の考え方
北辰図書は「例年1月下旬から私立入試が始まります。」としていて、私立の試験は2月の公立より前に行われます。そのため、公立が第1志望なら、私立は併願で受けて合格を確保してから公立に臨む、という順序になるのが一般的です。私立が第1志望なら単願で受ける形になります。
たとえば、公立が第1志望の人が、1月に私立1校を併願で受けて合格を確保し、2月25日の公立の学力検査に集中する、という組み方です(説明のための例です)。実際の組み方は、各校の個別相談会で確かめましょう。→ 併願校の組み方/個別相談会の日程一覧
あわせて読みたい
- 費用の違い → 公立と私立の高校3年間の費用の違い
- 私立の確約と併願の戦略 → 確約とは?/併願の戦略
- 全体像 → 埼玉の高校受験ガイド
よくある質問
埼玉の公立と私立の入試はどう違いますか?
公立は県が決めた共通の日程で、5教科の学力検査と全校での面接があります(2027年度は学力検査2月25日、面接2月26日)。私立は学校ごとに試験日や入試の種類を決め、多くの学校が国語・数学・英語の3教科で行います。
私立の単願と併願の違いは?
単願はその高校が第1志望の人が対象で、合格したら必ず入学することが前提です。併願はほかの高校が第1志望の人が対象で、合格してもほかの高校の発表まで手続きを待ってくれる場合が多いとされています。
公立入試の教科は?
国語、社会、数学、理科、英語の5教科で、英語にはリスニングテストを含みます。
私立の試験日はどこで調べられますか?
県(総務部学事課)が公表している令和9年度の私立高等学校入試要項の一覧で、学校ごとの試験日と発表日を確かめられます。
内容は埼玉県教育委員会・北辰図書株式会社の資料(2026年10月5日に確認)によります。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社・埼玉県教育委員会・各高等学校とは関係のない非公式の学習支援サイトです。
