帰国生徒特別選抜とは——2027年度 埼玉県公立入試
海外で暮らしていて帰国した人のために、2027年度(令和9年度)の埼玉県公立入試には「帰国生徒特別選抜による募集」があります。学力検査は国語・数学・英語の3教科と個人面接です。埼玉県教育委員会の「令和9年度入試についてのQ&A」(Q13)をもとに、出願できる人・選抜の方法・手続きを整理しました。
- すべての全日制の課程で実施する。募集人員は各学校の第1学年の募集人員を40で割った数で、学校の募集人員の枠内に含まれる
- 出願できるのは、一般募集の出願資格を満たし、海外在住期間と帰国後の期間の条件(2通り)のどちらかに当てはまる人(帰国後の期間は原則令和9年2月1日現在で数える)
- 出願資格は出入国の記録で確かめるので、パスポートの原本などを準備する
- 学力検査は国語・数学・英語(一般募集と同じ時刻・同じ問題、傾斜配点なし)と個人面接。特色検査を行う学校・学科等では特色検査も
- 受検者が募集人員に届かなくても不合格になることがある
- 帰国生徒特別選抜から一般募集への志願先変更はできる。一般募集から帰国生徒特別選抜へはできない
どこで、何人募集する?
Q&A(Q13-1)には「帰国生徒特別選抜による募集は、すべての全日制の課程で実施します。その募集人員は、各学校の第1学年の募集人員を40で除した数とし、その学校の募集人員の枠内に含まれるものとしています。」とあります。
だれが出願できる?
Q&A(Q13-2)では、一般募集の出願資格を満たしたうえで、次のどちらかに当てはまる人とされています。
| 海外に住んでいた期間(帰国時から遡り継続して) | 帰国してからの期間 | |
|---|---|---|
| (1) | 原則2年以上4年未満 | 帰国後2年以内 |
| (2) | 原則4年以上 | 帰国後3年以内 |
原文は「(1)日本国外における在住期間が、帰国時から遡り継続して、原則2年以上4年未満の方で、帰国後2年以内の方」「(2)日本国外における在住期間が、帰国時から遡り継続して、原則4年以上の方で、帰国後3年以内の方」です。
また、「ただし、「帰国後2年以内」及び「帰国後3年以内」とは、原則として、帰国した日から令和9年2月1日現在で、それぞれ2年及び3年が経過していない場合をいいます。」とされています。
Q&AのQ13の冒頭には「出願資格があるか、出入国の記録を用いて確認する必要があります。そのため、パスポートの原本や出入国を確認できる資料の準備をお願いします。」とあります。さらに、空港などの自動化ゲートでは出入国の期日スタンプ(証印)が省略される場合があるため、「帰国生徒特別選抜による募集への出願を検討されている方は、空港にて、必ず出入国を証明するスタンプについて各審査場事務室職員へお問い合わせください。」とされています。
海外の中学校(現地校)を卒業して帰国した場合
Q&A(Q13-5)では、まず埼玉県の公立高等学校への出願資格があるかを確認する必要があるとされ、帰国生徒特別選抜の受検資格認定は高校教育指導課(048(830)6766)で行うとされています。
どうやって選ばれる?
| 検査 | 内容 |
|---|---|
| 学力検査 | 国語・数学・英語の3教科。一般募集と同じ時刻に、同じ問題で行う。傾斜配点はしない |
| 面接 | 個人面接 |
| 特色検査 | 特色検査を行う学校・コース・学科等では実施 |
Q&A(Q13-3)には「国語、数学及び英語の学力検査を実施します。学力検査は、一般募集と同一時刻に、同一問題で行います。」「学力検査の傾斜配点は実施しません。また、個人面接を行います。」とあります。
Q&A(Q9-18)には「※不登校の生徒などを対象とした特別な選抜による募集、帰国生徒特別選抜による募集、外国人特別選抜による募集、定時制の課程における特別募集では、追検査でも面接を行います。」とあります。
Q&A(Q13-6)には「帰国生徒特別選抜による募集の受検者が募集人員に達していなくても、不合格になることがあります。」とあります。
出願の手続き
Q&A(Q13-4)では、電子出願システムの案内に従って「帰国生徒特別選抜による募集」を選択します。「帰国生徒特別選抜適用申請書」(様式12)とその他の出願書類は、在籍している中学校の校長が電子出願システムの案内に従って提出します。隣接県の隣接学区以外の県外中学校や海外の日本人学校から出願する場合は、中学校がまとめて、または志願者本人が、郵送か持参で提出するとされています。出願の流れ全体は → 電子出願の流れ
志願先変更と入学後
- 帰国生徒特別選抜から一般募集への志願先変更は「可能です。」(Q13-7)
- 一般募集から帰国生徒特別選抜への志願先変更は「できません。」(Q13-8)
- 入学後について、Q&A(Q13-9)には「特別なクラスをつくるなどの配慮はありません。ほかの生徒と同じクラスで、一緒に学習します。」とあります
出典:埼玉県教育委員会「令和9年度入試についてのQ&A」Q13-1〜Q13-9、Q9-18(2026年10月3日に確認)。
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よくある質問
帰国生徒特別選抜はどの学校で行われますか?
すべての全日制の課程で行われます。募集人員は各学校の第1学年の募集人員を40で割った数で、その学校の募集人員の枠内に含まれます(埼玉県教育委員会「令和9年度入試についてのQ&A」)。
だれが出願できますか?
一般募集の出願資格を満たし、海外に原則2年以上4年未満住んで帰国後2年以内の人、または原則4年以上住んで帰国後3年以内の人です(在住期間は帰国時から遡り継続して数え、帰国後の期間は原則として令和9年2月1日現在で数えます)。
学力検査は何教科ですか?
国語・数学・英語の3教科です。一般募集と同じ時刻に同じ問題で行い、傾斜配点はしません。あわせて個人面接があります。
受検者が募集人員より少なければ全員合格しますか?
いいえ。受検者が募集人員に達していなくても、不合格になることがあります。
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