It is 〜 for 人 to …/want 人 to … の予想問題5問——語順と目的格のミスを1問ずつ解説
It is ~ for 人 to … と want 人 to …(tell 人 to …、ask 人 to …)は中2・中3で習う不定詞を使った表現です(回ごとの範囲は → テスト範囲)。for のあとや want のあとに置く代名詞の形(目的格)、for 人 と to の順番、to のあとを原形にすることでミスが起きやすい単元です。It is ~ for 人 to … の文・書きかえ・want 人 to …・tell 人 to …・誤り直しの5問にしぼり、1問ずつ解説しました。
- It is ~ for+人+to+原形で「(人)にとって…することは~だ」
- to ~ が主語の長い文は、It で始めて to ~ を後ろに回す
- want+人+to+原形で「(人)に…してほしい」
- tell+人+to ~(…するように言う)、ask+人+to ~(…するように頼む)
- for や want のあとの代名詞は目的格(me, him, her, us, them)
問題(まず自分で解いてみよう)
- 日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
私にとって英語を話すことは難しいです。
It is difficult ( )( )( ) speak English. - 次の文を、It で始まるほぼ同じ意味の文に書きかえなさい。
To read this book is easy for him. - 日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
私は姉に手伝ってほしいです。
I want ( )( )( ) help me. - 日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
先生は私たちに静かにするように言いました。
Our teacher told ( )( )( ) quiet. - 次の英文の誤りを1か所見つけ、正しく直しなさい。
I want he to come to the party.
目安:1問1〜2分。解き終わったら、下の「答えと解説を見る」を開いて確かめましょう。
答えと解説
問題1
日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
私にとって英語を話すことは難しいです。
It is difficult ( )( )( ) speak English.
答えと解説を見る
答え:for me to
考え方:「(人)にとって…することは~だ」は It is ~ for+人+to+動詞の原形 で表します。it は形だけの主語で、「…すること」は to 以下が表します。
解き方:「私にとって」は for me、そのあとに to を置いて、It is difficult for me to speak English.
よくあるミス:① for のあとを主格の I にしてしまうミス。前置詞 for のあとは目的格(me, him, her, us, them)です。② for と to の順番を逆にしてしまうミス。for+人 が先、to+原形 があとです。
確かめ:for me を取っても It is difficult to speak English.(英語を話すことは難しい)という正しい文になります。「だれにとって」を加えるときに for me を to の前に入れる、と考えると順番を確かめられます。
問題2
次の文を、It で始まるほぼ同じ意味の文に書きかえなさい。
To read this book is easy for him.
答えと解説を見る
答え:It is easy for him to read this book.
考え方:To read this book(この本を読むこと)のように長い主語は、It を主語の位置に置き、to ~ を文の後ろに回すのがふつうの形です。
解き方:It is easy のあとに for him、続けて to read this book を置いて、It is easy for him to read this book.
よくあるミス:① for を落として It is easy him to read this book. としてしまうミス。「(人)にとって」は for+人 で表し、to の前に置きます。② It のあとに is を忘れたり、to を落として It is easy for him read ~ としてしまうミス。
確かめ:書きかえた文を「彼にとってこの本を読むことは簡単だ」と訳すと、もとの文と同じ意味になります。It is ~ for 人 to … の順番どおりに並んでいるので合っています。
問題3
日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
私は姉に手伝ってほしいです。
I want ( )( )( ) help me.
答えと解説を見る
答え:my sister to
考え方:「(人)に…してほしい」は want+人+to+動詞の原形 で表します。want to ~(自分が~したい)とちがい、want と to の間に「してほしい相手」が入ります。
解き方:相手は「姉」なので my sister。I want my sister to help me.
よくあるミス:① I want to my sister help me. のように to を先に置いてしまうミス。相手(人)が先、to+原形 があとです。② want to help と書いて「自分が手伝いたい」という意味にしてしまうミス。手伝うのは姉なので、姉を want のすぐあとに置きます。
確かめ:to help のする人はだれかを考えます。help するのは my sister なので、my sister が to の直前にあれば「姉に手伝ってほしい」という意味になります。
問題4
日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
先生は私たちに静かにするように言いました。
Our teacher told ( )( )( ) quiet.
答えと解説を見る
答え:us to be
考え方:「(人)に…するように言う」は tell+人+to+動詞の原形 で表します。「静かにする」は be quiet なので、to のあとは be です。
解き方:「私たちに」は目的格の us。Our teacher told us to be quiet.
よくあるミス:① us を主格の we にしてしまうミス。told のすぐあとは目的格です。② quiet が形容詞であることを忘れて、be を入れずに told us to quiet としてしまうミス。「静かにする」は be quiet です。
確かめ:ask+人+to ~(人に…するように頼む)も同じ形です。Our teacher asked us to be quiet. と ask にかえても、us to be の部分は変わりません。
問題5
次の英文の誤りを1か所見つけ、正しく直しなさい。
I want he to come to the party.
答えと解説を見る
答え:he を him に直す(I want him to come to the party.)
考え方:want+人+to ~ の「人」は、want の目的語なので目的格(me, him, her, us, them)にします。
解き方:主格の he を目的格の him に直して、I want him to come to the party.(私は彼にパーティーに来てほしい)。
よくあるミス:① 「彼が来る」と考えて主格の he のままにしてしまうミス。英語では want のあとに置くので目的格になります。② come を comes に直してしまうミス。to のあとはいつも原形です。
確かめ:I like him. や I know him. のように、動詞のすぐあとの代名詞は目的格です。want him to ~ も同じなので him で合っています。
It is ~ for 人 to … と want 人 to … の形の表
| 形 | 意味 | 例文 | この記事の問題 |
|---|---|---|---|
| It is ~ for+人+to+原形 | (人)にとって…することは~だ | It is difficult for me to speak English. | 問題1・2 |
| want+人+to+原形 | (人)に…してほしい | I want my sister to help me. | 問題3・5 |
| tell+人+to+原形 | (人)に…するように言う | Our teacher told us to be quiet. | 問題4 |
| ask+人+to+原形 | (人)に…するように頼む | I asked him to open the window. | 問題4 |
迷ったときの手順
- 「(人)にとって…することは」なら It is ~ for 人 to …、「(人)に…してほしい・言う・頼む」なら want / tell / ask+人+to … を使う
- 人を表す代名詞を目的格(me, him, her, us, them)にする
- for+人 や 人 が to の前に来ているかを確かめる
- to のあとの動詞が原形になっているかを確かめる(quiet などの形容詞なら be を入れる)
あわせて読みたい
- ほかの単元の予想問題(5問・解説つき) → 単元別予想問題の一覧
- to+原形の基本 → 不定詞の3用法の予想問題
- want to と enjoy ~ing → 動名詞と不定詞の使い分けの予想問題
- 回ごとの出題範囲 → 北辰テストのテスト範囲
- 5教科の予想問題(PDF) → 北辰テスト 予想問題
- 英語全体の勉強法 → 北辰テスト英語の勉強法
よくある質問
It is ~ for 人 to … の it はどういう意味ですか?
形だけの主語で、「それ」とは訳しません。本当の主語は to 以下の「…すること」で、It is easy to read this book. は「この本を読むことは簡単だ」という意味です。
want to と want 人 to はどう違いますか?
want to ~ は「自分が~したい」、want+人+to ~ は「(人)に~してほしい」です。I want to help him.(私が彼を手伝いたい)と I want him to help me.(彼に私を手伝ってほしい)を比べると違いがわかります。
for や want のあとの代名詞はどうなりますか?
目的格(me, you, him, her, us, them)になります。for I や want he とは書きません。
問題はすべて当サイトのオリジナルです。「北辰テスト」は北辰図書株式会社の商標です。当サイトは北辰図書株式会社・埼玉県教育委員会・各高等学校とは関係のない非公式の学習支援サイトです。
