不定詞の3用法の予想問題5問——訳し分けと原形のミスを1問ずつ解説
不定詞(to+動詞の原形)は中2で習う英語の文法で、名詞的用法・副詞的用法・形容詞的用法の3つの使い方があります(回ごとの範囲は → テスト範囲)。形はどれも同じなので、文の中でどの役割をしているかを見分けること、to のあとを原形にすることでミスが起きやすい単元です。3つの用法の英作文・用法の識別・誤り直しの5問にしぼり、1問ずつ解説しました。
- 不定詞の形は to+動詞の原形。主語や時制に関係なく原形
- 名詞的用法:「~すること」(want to ~, like to ~ など)
- 副詞的用法:「~するために」(目的)、「~して」(感情の原因)
- 形容詞的用法:「~するための・~するべき」。名詞のうしろに置く
- 用法は、日本語に訳し分けて見分ける
問題(まず自分で解いてみよう)
- 日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
私は将来、医者になりたいです。
I want ( )( ) a doctor in the future. - 日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
彼は写真をとるために公園へ行きました。
He went to the park ( )( ) pictures. - 日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
私には今日するべき宿題がたくさんあります。
I have a lot of homework ( )( ) today. - 次の英文の下線部と同じ用法の不定詞をふくむ文を、ア〜ウから1つ選びなさい。
I was happy to hear the news.
ア I like to play soccer.
イ She has no time to watch TV.
ウ We were surprised to see him. - 次の英文の誤りを1か所見つけ、正しく直しなさい。
She decided to goes abroad.
目安:1問1〜2分。解き終わったら、下の「答えと解説を見る」を開いて確かめましょう。
答えと解説
問題1
日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
私は将来、医者になりたいです。
I want ( )( ) a doctor in the future.
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答え:to be
考え方:「~になりたい」は want to ~(~したい)を使います。want の目的語になる「~すること」を to+動詞の原形 で表す、不定詞の名詞的用法です。「~になる」は be を使います。
解き方:want のあとに to と be を続けて、I want to be a doctor in the future.
よくあるミス:① 「なる」を become で書こうとして空らんの数が合わなくなるミス(I want to become ~ も正しい英語ですが、ここは2語なので to be)。② want to am のように be動詞を主語に合わせてしまうミス。to のあとはいつも原形です。
確かめ:to be a doctor を「医者になること」と訳すと、I want ~ は「私は医者になることを望む」となり、日本文と意味が合います。名詞的用法の文です。
問題2
日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
彼は写真をとるために公園へ行きました。
He went to the park ( )( ) pictures.
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答え:to take
考え方:「~するために」という目的は、to+動詞の原形で表します。動詞(went)を説明する、不定詞の副詞的用法です。
解き方:「写真をとる」は take pictures なので、He went to the park to take pictures.
よくあるミス:① 文が過去の話なので to took と過去形にしてしまうミス。時制は went で表しているので、to のあとは原形のままです。② for taking のように for を使ってしまうミス。目的を表すときは to+原形を使います。
確かめ:Why did he go to the park?(なぜ公園へ行ったの)と聞かれたら、To take pictures. と答えられます。理由・目的を答えられるので副詞的用法です。
問題3
日本文に合うように、( )に適する語を1語ずつ書きなさい。
私には今日するべき宿題がたくさんあります。
I have a lot of homework ( )( ) today.
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答え:to do
考え方:「するべき宿題」のように、名詞(homework)をうしろから説明するときも to+動詞の原形を使います。不定詞の形容詞的用法です。
解き方:「宿題をする」は do homework なので、homework のあとに to do を置いて、I have a lot of homework to do today.
よくあるミス:① 日本語の語順のまま to do homework と名詞の前に置こうとしてしまうミス。説明する不定詞は名詞のうしろに置きます。② make を使ってしまうミス。「宿題をする」は do を使います。
確かめ:homework to do は「するべき宿題」、something to drink は「何か飲むもの」です。どちらも前の名詞を説明しているので形容詞的用法とわかります。
問題4
次の英文の下線部と同じ用法の不定詞をふくむ文を、ア〜ウから1つ選びなさい。
I was happy to hear the news.
ア I like to play soccer.
イ She has no time to watch TV.
ウ We were surprised to see him.
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答え:ウ
考え方:happy to hear ~ は「~を聞いてうれしい」で、感情の原因を表す副詞的用法です。happy, glad, sad, surprised など感情を表す語のあとの to+原形はこの使い方です。
解き方:ア の to play は like の目的語で「サッカーをすること」(名詞的用法)。イ の to watch は time を説明して「テレビを見る時間」(形容詞的用法)。ウ の to see は surprised のあとで「彼に会って驚いた」(副詞的用法・感情の原因)。同じ用法はウです。
よくあるミス:① 「~して」と訳せるかを確かめずに、形が似ているアを選んでしまうミス。② イ の to watch を「見るために」と訳して副詞的用法だと考えてしまうミス。前に time(時間)という名詞があり、それを説明しています。
確かめ:それぞれの to ~ を「~すること」「~するための・~するべき」「~するために・~して」と訳し分けると、下線部と同じ「~して」と訳せるのはウだけです。
問題5
次の英文の誤りを1か所見つけ、正しく直しなさい。
She decided to goes abroad.
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答え:goes を go に直す(She decided to go abroad.)
考え方:不定詞は to+動詞の原形 です。主語が3人称単数でも、過去の文でも、to のあとの動詞の形は変わりません。
解き方:to のあとの goes を原形の go に直します。正しい文は She decided to go abroad.(彼女は外国へ行くことに決めた)。
よくあるミス:① 主語の She に引っぱられて、goes で正しいと思ってしまうミス。② decided を見て went(過去形)に直してしまうミス。過去を表すのは decided だけで十分です。
確かめ:want to go / try to go / hope to go のように、to のあとはどれも go の形です。decided to go も同じ形になっているので正しいとわかります。
不定詞の3用法の表
| 用法 | 意味 | 例文 | この記事の問題 |
|---|---|---|---|
| 名詞的用法 | ~すること | I want to be a doctor. | 問題1・4 |
| 副詞的用法(目的) | ~するために | He went to the park to take pictures. | 問題2 |
| 副詞的用法(感情の原因) | ~して | I was happy to hear the news. | 問題4 |
| 形容詞的用法 | ~するための・~するべき | I have a lot of homework to do. | 問題3・4 |
迷ったときの手順
- to のあとが動詞の原形になっているかを確かめる
- to ~ の前が動詞(want, like など)なら「~すること」と訳してみる
- to ~ の前が名詞なら「~するための・~するべき」と訳してみる
- 感情を表す語のあとなら「~して」、それ以外で目的を表すなら「~するために」と訳してみる
あわせて読みたい
- ほかの単元の予想問題(5問・解説つき) → 単元別予想問題の一覧
- to をつけない形 → 助動詞 can・must・have to・shouldの予想問題
- want to のあとの be → 未来表現 will・be going toの予想問題
- 回ごとの出題範囲 → 北辰テストのテスト範囲
- 5教科の予想問題(PDF) → 北辰テスト 予想問題
- 英語全体の勉強法 → 北辰テスト英語の勉強法
よくある質問
不定詞の3用法はどう見分けますか?
to ~ を「~すること」「~するために・~して」「~するための・~するべき」と訳し分けて、日本語として自然になるものを選びます。前が動詞なら名詞的用法、前が名詞なら形容詞的用法のことが多いです。
不定詞の to のあとの動詞はどうなりますか?
主語や時制に関係なく、いつも動詞の原形になります。to goes や to went とは書きません。
happy to ~ や glad to ~ は何用法ですか?
感情の原因を表す副詞的用法で、「~してうれしい」という意味になります。surprised to ~(~して驚く)、sad to ~(~して悲しい)も同じです。
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