北辰テスト 難易度は?平均点は40〜50点台——難しく感じて当たり前の理由
北辰テストは100点満点で、各教科の全県平均点は過去3年をならすと40〜50点台です。「半分しか取れなかった」と落ち込む必要はなく、偏差値はその回の平均点で補正されるので、みんなが難しいと感じた回は偏差値が下がるとは限りません。
- 平均点は40〜50点台:過去3年(英語・社会は2年)の全県平均は数学45.1点、英語41.8点、理科46.0点、社会50.9点、国語55.7点
- 難しかった回ほど偏差値は守られる:偏差値60のラインは「平均点+13〜26点」で、平均点が下がればラインも下がる
- 回が進むほど範囲は広がる:第5回(10/11)は数学に二次方程式、社会に公民が加わる
北辰テストの難易度は「平均点40〜50点台」が基準
北辰テストの各教科は100点満点。北辰のかこもん巻末の公式換算表から、偏差値50にあたる得点(=全県平均点)を過去3年分(社会・英語は2年分)拾うと、次の範囲に収まります。
| 教科 | 全県平均点の範囲 | 全回の平均 | 第4回(9月)の平均点 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 37.7〜51.8点 | 45.1点 | 43.8/51.8/43.7点 |
| 英語 | 35.0〜46.7点 | 41.8点 | 46.7/38.0点 |
| 理科 | 35.6〜53.8点 | 46.0点 | 44.0/51.6/51.8点 |
| 社会 | 45.0〜64.1点 | 50.9点 | 61.2/46.8点 |
| 国語 | 44.0〜70.2点 | 55.7点 | 48.0/56.8/44.0点 |
つまり、埼玉県の中3生の平均は「半分前後」です。英語と数学はやや低め、国語はやや高めですが、どの教科も学校の定期テストのように80点・90点を取る前提では作られていません。50点なら県のど真ん中、70点なら上位層——これが北辰テストの点数の物差しです。
同じ回でも年度によって平均点は大きく動きます。第4回の社会は2024年度が61.2点、2025年度が46.8点で、14点以上の差。回ごとの「簡単・難しい」は決めつけられません。
難しかった回でも偏差値は下がらない仕組み
偏差値は「その回を受けた全員の中で自分がどの位置にいるか」を表す数字です。問題が難しくて全体の点数が下がれば平均点も下がり、偏差値のラインもそのまま下がります。
公式の換算表を並べると、偏差値60にあたる得点は平均点+13〜26点、偏差値70は平均点+25〜51点の範囲にあります(英語は上乗せが大きく、国語は小さめ)。数学の第4回なら、偏差値60のラインは2023〜2025年度で62〜68点、偏差値70は80〜84点でした。年度ごとの数字は平均点・偏差値換算表にまとめています。
だから、テスト直後に「難しかった」と感じても、それが自分だけの感覚か、受験者全体の感覚かで結果は変わります。自己採点が前回より低くても、平均点も下がっていれば偏差値は横ばいか、上がることもあります。第4回の結果返却は9/16(水)。それまでは「どの大問で落としたか」を確認しておくのが建設的です。偏差値の上下をどう受け止めるかは偏差値の正しい読み方に詳しくまとめています。
教科ごとの「難しさの出どころ」
数学は第1〜7回では大問1が46点分の小問集合で(1月の第8回だけは大問1が65点の別構成)、計算・文字式・データの活用など基礎中心。大問3の関数(10〜11点)と大問4の図形の証明(16〜18点)で差がつきます。毎回必ず出る型は決まっているので、まず大問1・2を落とさないことが偏差値50の土台です。
英語は大問1のリスニングが28点と最も重く、大問5には自由英作文が入ります。全県平均が5教科で最も低く、偏差値60のラインは平均点+21〜26点と上乗せが大きい。「取れる人と取れない人の差が大きい教科」です。
理科は地学・生物・化学・物理から1単元ずつ出るので、出た単元が得意かどうかで点が動きます。社会は大問2の最後に地形図の読み取りが毎回出ます。国語は2026年度から課題作文がなくなって4大問になり、古典の配点が16点に上がりました。平均点は5教科で最も高い分、「取れて当たり前」の設問を落とすと偏差値に響きます。
回が進むほど範囲が広がる——第5回(10/11)で加わるもの
出題範囲は回ごとに中3の内容が積み上がり、1月の第8回まで新しい単元が加わります(数学の三平方の定理・円周角、理科の天体などは第7・8回が初出)。第5回(10/11)で新しく加わることが過去の出題から確認できているのは次の3つです。
- 数学:二次方程式が初めて出ます(2023〜2025年度の3年とも第5回が初出。第4回では出ていません)
- 社会:公民(現代社会)が独立した大問として加わり、大問が5つから6つに増えます(2024・2025年度とも)
- 理科:生殖・遺伝がこの回から出ます(2023〜2025年度の3年とも第5回が初出)
「範囲が広がる=難しくなる」とは限りません。数学の第5回の平均点は2023〜2025年度で47.2/46.8/47.8点と安定しており、3年とも第1回(46.8/41.2/38.0点)より高くなっています。春の回は準備が浅い状態で受ける人が多く、平均点が低くなりやすいためと考えられます。第5回の出題範囲では、二次方程式は解の公式まで・応用の文章題は基本レベルまでとされています。次回に向けた具体的な単元は次回の予想問題で更新しています。
V模擬など他の模試と比べるときは
どちらが難しいか、偏差値が何ポイント違うかに決まった答えはありません。偏差値は「その模試を受けた集団の中での位置」なので、受験者の層が違えば同じ偏差値でも意味が違います。一律に換算できない理由と、2つの模試を受けたときの数字の使い方は北辰テストとV模擬の比べ方にまとめています。
よくある質問
北辰テストは学校の定期テストより難しいですか?
点数は下がるのが普通です。北辰テストの過去3年の全県平均は各教科40〜50点台で、定期テストと同じ点数にはなりません。比べるべきは点数ではなく偏差値です。
第4回(9/6)が難しかったのですが、偏差値は下がりますか?
受験者全体が難しいと感じた回は平均点も下がり、偏差値のラインも下がるので、自分だけが下がるとは限りません。結果の返却は9/16(水)です。届くまでは大問ごとの失点を確認しておきましょう。
何点取れば偏差値60になりますか?
公式の換算表では、偏差値60は平均点+13〜26点の範囲にあります。数学の第4回なら2023〜2025年度で62〜68点でした。教科と回で変わるので、年度ごとの数字は平均点・偏差値換算表のページで確認してください。
第5回は第4回より難しくなりますか?
数学に二次方程式、社会に公民が加わるなど範囲は広がりますが、数学の第5回の平均点は過去3年とも46〜48点で安定しています。範囲が広がることと平均点が下がることは別で、第5回の範囲では二次方程式は解の公式まで・文章題は基本レベルまでとされています。
北辰テストとV模擬はどちらが難しいですか?
受験者の集団が違うため、一概には言えません。同じ偏差値でも意味が違うので、北辰の偏差値は北辰の中で推移を追うのが正しい見方です。2つの模試の数字の使い方は、北辰テストとV模擬の比べ方の記事で説明しています。
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